ありがたいくらいセットがリアルなので、逆に演じ手は、楽な部分があると思います。セットでストーリーの雰囲気を理解できる部分が、すごくたくさんあって。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の映画とか、作品化されているものを観て来ると、セットを観たときに「おおぉー」っていう驚きがたくさんあると思いますよ。
--この回が更新されると、公演もいよいよ後半戦に入っていきますね。
そうですね。。
--今回のアニータ役について佐江ちゃんが「アニータという女性が持つ<パッション>に、より自分を近づけたい」、「役への<パッション>は、皆に平等に与えられたものだから」と言っていたのが印象的でした。(第8回)
え!? マジで? そんなハリウッド女優さんみたいなこと言ってたの? 恥ずかしい…。
--すごくいい言葉だなと思って、第8回では<パッション>を締めの言葉にしましたよ。
マジで? 抜きましょ、抜きましょ、恥ずかしいから!
でもね…稽古を通して、パッションだけじゃ通用しない作品だということもわかりました。ダンスでは、今まで注意されたことがなかったことを注意されたり、“なるほど、それがバレエの基礎につながるんだ”って、改めて実感したりしました。
今までだったら、経験の少なさをパッションで乗り越えて、その魂を伝えてきたものが多かった。でも今回は、パッションだけじゃ乗り越えられない作品だって、振付師のフリオ(第9回)が来てから痛感しました。
“この作品は、技術の高いものしか観せてきていないし、限られたプロの人たちじゃないと本当なら出てはいけない作品かもしれない”って、すごく感じていて。だから余計に“なぜ自分が選ばれたんだろう”っていう思いで、今、必死にやってます(汗)
--どんなところで、特にそう思いますか?
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[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
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[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
連載9年間の最後の取材で、佐江ちゃんがお話してくれた内容を、今回と最終回となる次回でたっぷりお届けしていきます。今回はこれまでの撮影や、今楽しみにしていることについて。情報解禁となった『キングアーサー』に出演を決意したきっかけも聞きました!
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[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
2013年にスタートした「ミラチャイ」連載。今回は、佐江ちゃんが9年間の連載期間を通して“自分はここが成長したな”と、思うことを話してくれました。アイドル卒業後、まもなくして立ちはだかった壁を乗り越えながら、次第に気づいたとても大切なこととは?
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[第57回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「今につながる、人との出会いと仕事」【1】
ミラチャイ連載の9年間を振り返る1回目は、今に繋がるお仕事や、人との出会いに焦点をあてていきます。上海で活動できなかった時期を支えてくれた作品『クザリアーナの翼』や、地球ゴージャスさんへの思い。連載終了を発表した経緯についてもお話します。
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。