まず優先すべきこと
健常児の子育てでも同じことです。「“どこへ出しても恥ずかしくない子”に育てたい=いいママ、出来たママと思われたい」の気持ちもあり、親はつい一生懸命になってしまいます。
でも、それが度を越してしまうと楽しいはずの食事の時間も…
- 「残したらダメ!」
- 「零したらダメ!」
- 「手づかみしてはダメ!」
- 「箸を正しく持ちなさい!」
- 「肘ついちゃダメ!」
- 「出されたものは残さず食べなさい」
- 「好き嫌いしたら、大きくなれないよ!」
と叱られ続け、「食事は楽しい時間ではない」と脳にインプットされてしまいます。毎回、叱られながら食べる食事は「美味しい」とは感じられなくなります。
食事の時間を訓練の時間、躾の時間にしてしまうのは?まず「楽しく食事を」が優先だと思います。
偏食指導で気をつけたいこと
Ⓒあべゆみこ
大人になって手づかみしたり、ボロボロ零したりする人はあまり見かけません。好き嫌いも子どもの頃の食の傾向をずっと引きずっているわけではなく、大人になって自然と色々なものを食べることが出来るようになっている人も多いと思います。
確かに偏食を厳しく指導された結果、なんでも食べられるようになる子もいます。その一方、嫌いなものを無理矢理口に押し込まれてトラウマになり絶対に食べられなくなる子もいます。
筆者はウナギが嫌いですが、昔、裏の黒いベロベロの皮の部分まで「食べろ!食べろ!」と口に押し込められた結果、今でもそれがトラウマになり、食べられないものとなってしまいました。
これらのことって悲しいかな、こういうことは後になってわかること。「偏食指導はほどほどに」ですね。
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