2週間ぴったりですね。でも、ダブルキャストだから、日数的にはその半分しかないもんね。。
--感覚的に、ここまで早かったですか?
早い、早かった。毎日、過ぎるのが早かったよ…。でも、どうだろう。もっと後で思い返すと“たっぷりやったなぁ”って、思うのかなぁ。
……、でも、早かった。うん。
やっぱり、Season1に大好きな人たちが出ていたというのが大きかった。直接ご本人たちにも言ったんですが、『王家の紋章』のときに一緒だった人たちが、マモ(宮野真守)さんをはじめ、他にも何人もいたんです。
私の中で『王家の紋章』は、すごく思い入れのある作品で、あのとき、あの時間をともにできた人たちが、Season1には奇跡的にたくさん出ていたんです。
もちろん今は、Season2に出られて、Season2のこのメンバーでやれて本当によかったと、誇りを持って言えるけど。最初に発表されたときは、「ああ、一緒に舞台に立った人たちとやりたかったな」って、思ってしまう部分もあったんです。
稽古中に絶対に忘れなかったのは、大好きで信頼していた人たちが、「今、Season1で同じ作品をやっているんだ」ということ。だから稽古中から、“わたしもこの世界で絶対に生きなきゃ”、“Seasonをつながなきゃ”って、勝手にですが思えていたんです。
すごく心強かったし、約束を勝手にしていたというか。
さらにSeason3には、浦井(健治)さんや『王家の紋章』に出ていた人、他の知っている人たちも出ていて。もちろんその人たちに「つなぎたい」思いがあるんけど、それよりも強いのは、「つながなきゃ」っていう思いなんです。
違うSeasonだけど、同じ作品をやるファミリーとして、この作品に携われたことが嬉しいし、彼らがいてくれるから、私も絶対にアニータとして生きなきゃいけない。彼らが観に来てくれたときに、成長した姿を見せたかった。
その思いを常に稽古中に忘れないでいられたことが、ちゃんと本番につながっているのをすごく感じています。
--同じ作品を、同じ場所で、3つの全然違ったメンバーたちがやるというのは、本当に珍しいですよね。
しかも続けて、ずっとやるのは珍しいと思うんです。同じ作品を、1年後にまたやるというのだとまた違うものだと思うから。間を空けずに、同じセットで、同じ衣装を着てやるというのは本当にないと思う。
だからすごく、“自分がSeason3を観に行くときは、どんな思いで観るのかなぁ”って。今は本番をやっている側だからそう思ってます。
--佐江ちゃん、変わりましたね。
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