両親と離れ、兄と二人暮らしをしていたというジコ少年。

「つらかったのは、保護者がいなかったこと。何かを決める時、常に自分に決定権があったので独立心は養えたと思いますが、その反面、ちょっと寂しかったのを覚えています。毎日暇で、寂しくて……。毎日家に友達をよんで遊んでいました」

そんな中で出会ったのが音楽だった。

「Verbal JintやSupreme Teamをきっかけに、音楽が好きになりました。美術で例えれば、描いた絵を展示してみんながそれを鑑賞しますよね。でも、歌はそれをもっとダイレクトに感じられる気がして。それでラッパーになりたいと思ったんです」

友達とレコーディングの機材を買って、インターネットのサイトに自作曲をアップする毎日。曲を聴いた人の反応に触れるのが楽しくて、「音楽を職業にすること」を決意したんだとか。

ジコの運命を決定づけた場所が日本というのは、日本のBBC(Block Bのファン)にとっては誇らしい事実。次回は、“Block BのZICO”そして、“プロデューサーZICO”の真価に迫ります。

4月22日発売の本誌『韓流ぴあ 5月号』(コン・ユが目印!)では、連載第4回(ピオ&ジコ編)をお届け。合わせてチェックを!

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▼Block B(ブロックビー)
英語のBlockbuster(=大旋風を巻き起こすもの)に由来する韓国人男性7人組アーティスト。メンバーは、テイル、ビボム、ユ グォン、パクキョン、ジコ、ジェヒョ、ピオ。2011年4月にシングル『Do U Wanna B?』で韓国デビュー。ウィットやジョークのあふれる少々いきすぎた言動から“悪ガキ”とも例えられている。デビュー時からジコがプロデュースに参加し、 メンバー自らプロデュース及び作詞作曲を手掛けるセルフプロデュース型アイドル。時代を映す歌詞、独自のグルーヴとキャッチーなサウンド、そしてユーモラ スなダンスでブレイク。個性的なファッションは韓国のファッションアイコンとも。ウィットに溢れるトークセンス、7人7様の魅力あふれるキャラクターで人 気を集めている。日本では、2015年1月に『Very Good (Japanese Version)』でデビュー。2016年10月26日に日本初アルバム発売。
Block B日本公式サイト:http://www.block-b.jp/

雑誌「韓流ぴあ」のススメ

「韓流ぴあ 5月号」

表紙はコン・ユ!
雑誌「韓流ぴあ 5月号」

★いよいよ最終回! Block Bの連載第4回(ピオ&ジコ編)掲載

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K-POPライター。90年代に“韓国アイドルの元祖”H.O.Tにはまり、2001年から5年間の韓国留学。留学中に日本で起こった韓流ブームにのり、韓流ライターや韓流番組のMCとして活動。帰国後は、ライター業や翻訳家業を中心に活動。得意分野は、K-POP史と新人K-POPグループの青田買い。

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