戻れないことを嘆くのではなく、新しく始まるこれからを楽しみに彼らは歌う
緊急事態宣言は解除されたがいまだにアーティストが今まで通りのライブができる見通しは立っていない。
この状況を鑑みて過去の生活は一変され、もう戻れない部分もあるかもしれないとリアルな心情を吐露しながらも、その先には新たな世界が待っていると前向きな姿勢を崩さないところがUVERworldのUVERworldたる所以で、それは<失った物ばかり数えてちゃいけないだろ? これから出逢える素敵な物が沢山あるはずだろ?>と歌う「Ø choir」にも表れていた。
戻れないことを嘆くのではなく、新しく始まるこれからを楽しみに彼らはいつだって“始まりの合唱”を歌うのだ。
そして、この日のラストナンバーとなった「MONDO PIECE」を以て彼らはステージを後にした。
実際に彼らもこのタイミングで配信ライブを開催することに対して迷いがあったと話していたが、この日UVERworldが見せてくれた演出や魅せ方は、間違いなく配信ライブならではの付加価値となりえる配信ライヴのあるべき形であったと同時に新たな可能性を感じさせ、それをまだ音楽業界は終わっていないと彼らが先陣を切って提示してくれたことの意味は大きい。
デビュー15周年にあたる7月6日のオンラインライブでどこまで進化していくのか、楽しみに待ちたい。
そして、まだいつになるかはわからないが、来るべき日が来たら特大のシンガロングを響かせ、「MONDO PIECE」で隣のCREWと肩を組める喜びを分かち合う。
そんな日を夢見て、またUVERworldとライブハウスで再会できるのを楽しみにしていたいと思う。
<UVERworld 20 & 15 ANNIVERSARY LIVE>
2020年6月6日(土)@PIA LIVE STREAM セットリスト
01. UNSER(SE)
02. Don’t Think.Feel
03. stay on
04. ODD FUTURE
05. 激動
06. AS ONE
07. 在るべき形
08. ナノセカンド
09. Making it Drive
10. LIFE
11. 美影意志
12. Spredown
13. Touch off
14. AFTER LIFE
15. Ø choir
16. MONDO PIECE
<UVERworld 20 & 15 ANNIVERSARY LIVE>
2020年7月6日(月)
18:30 開演 ( 17:30 開場 )
会場:PIA LIVE STREAM