家にこもる日々が続き、身体がなまっている…。トレーニングできなくて、筋肉が落ちてきた…。
新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う、外出自粛要請の影響を受けて、そんな風に感じている方は少なくないのでは?
「プロレスラー」も同じ思いをしています。試合の多くが中止になり、いつ再開できるのか見込みが立っていない状況。トレーニングのために、ジムに通うことすらできません。
それでも鍛え上げた肉体を維持するため、プロレスラーは自宅でトレーニングを続けています。そこで今回特別にレスラーの皆さんに「 #レスラーうちトレ 」を3種類、写真と動画で紹介していただくことに。
毎回ひとりずつ登場していただき、外出自粛でトレーニングに行けない「ウレぴあ総研」読者やファン向けに、ビギナーでも挑戦しやすい、簡単なトレーニングを教えていただきます!
大日本プロレスの吉野達彦選手からバトンを受け取り、第6回目で登場するのは全日本プロレスなどに参戦するフリーのプロレスラー、KAI選手(Twitter:@kai0222)です。
#レスラーうちトレ その1 ノーマルプッシュアップ
やり方
1.腕を肩幅+拳2つ分程度開いて床に付く
2.足を伸ばし、つま先を床に付けて、腕とつま先で体を支える。このとき頭から踵(かかと)までが一直線になるようにする(こうすることで腹筋にも効く)
3.脇を締めた状態で肘を曲げて、胸を地面に近づける
※10回×3セットくらいから始めるのがおすすめ
※2〜3ができない場合は膝を付いた状態で腕立て伏せを行う
鍛えられる部位
大胸筋、腹筋、腕
やってみた感想
自然とお腹にも力が入り、胸や腕だけではなく、お腹周りも鍛えられるような気がします。もはや一石三鳥? 四鳥? KAI選手によると「脇を完全に閉じて下ろしたとき、肘の角度が直角になると、もっとキツくなりますよ!」とのこと。
#レスラーうちトレ その2 リバースクランチレッグレイズ
「仰向けになって、膝を曲げた状態でお尻を上げる“リバースクランチ”と、膝を伸ばして足をまっすぐ上げる“レッグレイズ”を続けて行うトレーニングです。
リバースクランチは“腹直筋”という、お腹の中央にある縦に長い筋肉の下部を鍛える動き。レッグレイズは腹直筋の上部を鍛える動きです」(KAI選手、以下同)
やり方
1.床に仰向けになる
2.両足をぴったり揃えたまま、膝を直角に曲げる
3.2の状態からお尻を上げて、膝を胸に近づけるようにする(=リバースクランチ)
4.息を吐きながら膝を伸ばして、足を天井へ向けてまっすぐ伸ばす(=レッグレイズ)
5.息を吸いながら1の状態に両足を下ろす。ただし、足は床から少し浮かせたままにする
※10回×3セットくらいから始めるのがおすすめ
鍛えられる部位
お腹
やってみた感想
お腹が硬くなります。「リバースクランチをするとき、より負荷をかけたい場合は、頭を上げておくと良いでしょう」とKAI選手。1の状態から、おへそを覗き込むような感覚で頭を上げておくと、確かによりハードに!