今後、「MIRROR-E-STAGE(ミライステージ)」で、いろんな方たちがそれぞれのやり方でステージを展開されると思うんですが、今回、私とともは、こういう時期だからこの曲が胸にしみるよねっていう思いを届けたくて。

ただ歌いたい曲や、盛り上がる曲だけを選ぶのではなくて、“ファンの人たちになかなか会えない。だからこの曲をプレゼントしたい”って、常に思いながら、セットリストを考えました。

ともはプライベートでも一緒にいる時間が長かったので、意見交換もすごくできていて、セットリストも、パッとすぐに決まったんです。

最初は、「他のアーティストの方々の曲を歌ってもいいですよ」って言われていたんですが、あえて今回は、AKB48グループの楽曲だけに絞らせてもらいました。

AKB48の曲って、シングルになった曲は、知っている人は多いかもしれないけど、劇場公演の曲だったりは、本当にコアなファンの方々しか知らないと思うんです。そういう曲は、卒業すればするほど、披露する機会がなくなってしまって。

何かの番組でAKB48の曲を歌うとなっても、「ヘビロテ」とか「恋するフォーチュンクッキー」とか、皆が知ってる有名な曲を歌うことがどうしても多くて。

私自身も、誰かに知らない曲を歌われたら、“この曲、何の曲だろう??”って、思うってしまうタイプだから、今まで機会があっても、自分のグループの曲は歌わないようにしていたんです。

でも今は、世界中で予想外のことが起こっていて。

私もともも、本当ならこの時期、ミュージカルの舞台に絶賛出演中の期間だったので、たぶん最初の配信は、一般の方が視聴するというより、私ととものファンの方たちが、メインで視聴してくれるんじゃないかなと思っているんです。

なので、まずは「自分たちをずーっと知ってくれている人たちを、喜ばせることから始めよう」と思って。だからあえて、グループの楽曲だけに絞らせてもらったんです。

--そうすると、アプリのグループで視聴できる機能は、思い入れのあるファンにとっては、すごくプラスに作用しそうですね。

そうなんです。

こういう時期だからこそ考えられた企画なので、“それに伴った内容を自分たちで考えなきゃね”って、こだわって、こだわって、こだわりぬいたセットリストになったと思ってます。

--楽しみですね。

ありがとうございます。昨日、最後の「リハーサル」が終わったんですよ。

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