若い世代からの圧倒的な支持を受けるBL漫画『LOVE STAGE!!』(原作・影木栄貴/作画・蔵王大志)がついに映画化されます。
超有名芸能一家に生まれた主人公・瀬名泉水 役には舞台『弱虫ペダル』の真波山岳で人気の杉山真宏、泉水に恋するもう一人の主人公・一条龍馬 役にはミュージカル『刀剣乱舞』で明石国行を演じた仲田博喜が出演。 初めてのBL作品に挑むおふたりに、作品に懸ける思いをお聞きしました。
撮影中、何回キスしたんだろう? ドキドキしました
杉山 初日の撮影は雪降ってましたよね。役が決まったときは、まず原作を読みました。この役をやるんだあと思って。最初はドキドキしました。自分にできるかなって。髪は染めたほうがいいのかなとか疑問もわいて。どう演じたらいいのかなってワクワクドキドキしました。
仲田 最初タイトルをみて、ふつうに女性に恋をする青春ものなのかなって思ったので、まさか男性と恋をして、しかも10年前に会っていて、10年間思い続けた相手が実は男性だったという、なかなか衝撃的なストーリーだなと思いましたけど、すごくいい役だったので、嬉しい気持ちでした。
ーーBLというジャンルを演じたのは初めてですよね
杉山 今回が初めてだったので、右も左もわからない中でした。漫画は過激ですよね。アニメはぼかしてマイルドにしてますけど。
仲田 そうなの?!アニメでも相当過激だったよ。目をそらしたくなるくらい。映画でのキスシーンは4か所くらいだけど、キスを実際にした回数は。。。
杉山 50回くらいですかね
仲田 50回どころじゃないね。思い返すとすごい恥ずかしいね。
杉山 一日一回はキスしてましたよね。
仲田 一日一回以上かな(笑)何の話をしてるんだろう。
杉山 しかもキスシーン撮ったのは1回目がクライマックスのシーンだったんですよ。
仲田 順撮りじゃなかったからね。初めてのときは「失礼します!」って感じだったね(笑)
杉山 そうですね。「すいません、失礼しますっ」って感じで。
仲田 僕、真宏くんとは年齢の差もあるし、リードしなきゃって思っていたんです。役的にはリードする側というわけでもないんですけど、なかなかどうすんの。という。
杉山 今こうやって会っても、変な感じになりますよね。
仲田 一年前は恋人だったからね。
杉山 そうですよ。
ーー龍馬の気持ちはわかりました?
仲田 真宏くんはすごく透明感のある人だし、中世的な綺麗なお顔だちをされているので、役には入りやすかったです。すごくふんわりした雰囲気だし。
杉山 ありがとうございます(笑)
ーー杉山さんは泉水のキャラクターはどうつかんでいきました?
杉山 最初は男から好かれたことで泉水はとまどうので、そこは自分と同じというか、初めて演じるので。でもそういうところからだんだん龍馬に惹かれていく、そういう違和感をとっていく作業から始めたので。仲田さんもお顔がカッコいいから!
仲田 いやいや。
杉山 だから年上の落ち着いた雰囲気というのもすごいかっこよくて、恋愛として好きになれる相手なのかなってたまに思ったりもしました。ね?
仲田 役にどんどん入っていけたよね。
杉山 だから撮影中、ドキドキしました。男性のキャストに対して、ドキドキするって、これいいのかな?っていう探り合いがありました。
仲田 撮影期間のあいだに、待ちの時間もコミュニケーションとってたよね。本当だったら期間をかけて仲が深まっていくところをたった数日のあいだでやらないといけなかったので。でも日を追っていくごとにお互いのことを知っていって、すごくいい感じで、なじめていけてたのかなと思います。