お皿にキッチンペーパーを敷きます。その上に日本酒に漬け込んだお刺身を乗せます。

お刺身の上からキッチンペーパーをかぶせて、ラップをして冷蔵庫で30分ほど寝かせます。

30分ほどしてキッチンペーパーを取り外すと、キッチンペーパーに赤い「しみ」が出来ています。これが、お刺身からしみ出した血液や組織液なんですね。

びっくりするくらい生臭いですが、これで、お刺身から生臭さが消えます。

また、日本酒でお刺身の表面がうるおいますので、弾力も出てきます。

古くはなっていないけど、少し劣化しはじめて弾力がなくなってきています。

キッチンペーパーに挟む前はぐんにゃりしていたのに、弾力が戻っていますので、お箸で挟んでも垂れたりしません。

漬け込む前よりも、お刺身に弾力が戻っています。

生臭みが消えて、旨味が加わり、美味しさもアップ。今までのスーパーのお刺身とは別物にしか感じません。
ぜひ、試してみてくださいね。

福岡県北九州市生まれ 93年から週刊誌・書籍のライターとして活動。救急医療の現場取材・社会保障問題といった社会派な記事から料理、食べ歩き、映画論評まで執筆ジャンルは様々。児童文学作品を上梓する傍ら、フードコーディネーターとしてメニュー開発なども行う。近著に「さぼちゃんのおぼうし」「うちの職場は隠れブラックかも」。ブログ