確かにそうですね。圭さん演じる薬剤師の瀬野さんがあの展開になっていなければ、ツーショットのシーンは絶対になかったわけですから。

最初に台本をいただいたときは、本当に驚きました。

台本は、まだ第7話くらいの放送を見ている頃いただいて。私が出るのはその3話先だったので、台本を開いたときに、話の展開に衝撃を受けちゃって! マネージャーさんも元々ドラマを見ていたから、

「びっくりする内容だと思いますが…」

って、台本を渡されて、見たら

「えっーーー!! 何が起きてこうなっちゃってるのーーーッ?」

って、本当に驚きました。

元々ドラマを見ていた身としては、知れて嬉しいような、知りたくなかったような(笑)

--(笑)。撮影自体はいつ頃だったんですか?

ひと月前の「ミラチャイ☆」取材の頃には、もう撮影していて。

今回は本当に、ドラマの現場を勉強できたっていう感じでしたね。コロナの状況下で、ドラマを撮影するのは、これほどまでに大変なんだ、ってすごく感じました。

皆、常にフェイスシールドをして、もちろん役者さんも本番直前までしています。そういう環境では、演者さん、演出家さん、カメラマンさんへの信頼感や安心感がないと、作品は作り得ないものなんだ、って目の当たりにして。

今回、私は関わった役者さんも、それほどたくさんいたわけではなかったので、聞いた話なんですが、撮影前の待合室でも皆、間隔を空けて話していたりするそうなんです。

なので、コミュニケーションが以前よりも、取りづらい状況なのかなと思います。圭さんとお話するときも、2席分くらい空けて会話していましたし。

共演したことのある人ならまだしも、初めましての方だったら、心の距離を縮められないままになってしまう人もいるんだろうなぁ、って思うんです。

--「チームで作り上げていくものには、舞台裏のコミュニケーションが反映される」って、佐江ちゃんはいつも言っていますよね。

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