ハイッ!

PRみたいになってしまうけれど、「現状が完成形じゃない」というのが本当におもしろいと思うんです。これから都市や場所や地域が、もっともっとできていくって聞くと、さらにワクワクしちゃって。

模型の中でテーマパーク化しているのもおもしろい!!

夏なら夏祭り、秋ならハロウィンとか、街並みが変化するのがおもしろくて。冬になったら、雪が積もったり、クリスマスのイルミネーションが見られたりするのかなぁ。

年パス持っちゃってるから、行きたいときに、いつでもピュッーって行けちゃうなぁ。

--そこまで好きだったとは! 初耳でした。

同じものや場所で、四季を感じるのが好きなのかもしれない。

先日、小豆島の話をしたときも(第20回)、1回行って満足するんじゃなくて、この季節の街並みはこういう感じ。じゃあ、違う時期に行ったらどうなってるんだろう? って、考えるのが好き。

変化が好きなんですね、きっと。

--確かに、季節を変えて行くと、好きな場所を何度も楽しめるし、余計に好きになったりします。それにしても、ミニチュアとか、模型とか、佐江ちゃんの小さなもの好きには、何か理由があるのですか?

それが自分でもわからないんですよねぇ…。

ただ、知らない街のミニチュアを見るのも好きなんですが、もっと好きなのは、行ったことのある街や、住んでいる街、博物館の入り口にある、これから自分が歩く場所を説明している模型とか、もう、じーーっと見ちゃう。

今、自分がいる場所を「俯瞰」で見られるのがすごく楽しいというか。

--「俯瞰」ですか?

そう、見下ろしている感がなんとも好きです。自分がちっちゃくなって、ミニチュアの中をウロチョロしているのを想像するのが好きなんです。

--佐江ちゃんが日頃、物事を「俯瞰」で見ているのと、何か繋がりがありそうです。

ああ…、確かにそうかもしれないですね。

--好きだと気づいたのはいつ頃ですか?

小学生くらいからです。遠足とか、社会科見学とかで行った施設の入り口で、模型にへばり付いて4方向から、ずぅーーーっと眺めていたり、よくしていたなぁ。

--例えば、高層ビルの上から、ちっちゃくなった街を見下ろすのとは、また違う感覚なんですよね。

バックナンバー