ユッケ、牛刺し、レバ刺し天国!

楽喜通りの突き当りをタプコル公園の外壁沿いに左に進むと、左手には大衆食堂や理髪店などが並んでいる。

「ホッパチプ」の人気メニュー。手前の皿がカン(レバ刺し)とチョニョプ(センマイ=牛の3番目の胃)の盛り合わせ12000ウォン。向こうの皿がユッサシミ(牛刺し)20000ウォン

注目は上の動画の理髪店の右隣りにある「ホッパチプ」。ホッパ(牛の肺)が入ったスープが看板だが、最近人気があるのがユッケや牛刺し、レバ刺しだ。

生肉は日本では食べにくくなったので、仁川空港や金浦空港から広蔵市場のユッケ通りに直行する日本の人も少なくないが、この店の生肉は鮮度も量もユッケ通りに負けていない。

(つづく)

鍾路3街とは?

ソウル旧市街(漢江の北側)の観光地・仁寺洞(インサドン)の東隣りに位置する庶民の歓楽街。

おじいちゃんの憩いの場、巨大屋台街、スタイリッシュなカフェレストラン街、新宿2丁目的な路地、ドヤ街などが共存するカオスな街だ。

ここ数年、日本のガイドブックに登場するようになった韓屋カフェレストラン街・益善洞(イクソンドン)は鍾路3街の中心部にある。

12月18日(金)夜、チョン・ウンスク「ソウル発オンラインイベント」開催

■第1部(19時30分~20時30分)はお席があります。

鍾路3街の大衆酒場(予定)から金曜夜のソウルの空気を伝えながら、2020年の韓国を振り返ります。お申し込みはA PEOPLE SHOPまで。

※第2部(20時45分~)の忘年会は満席となりました。

2月7日(日)夕方、チョン・ウンスク「ソウル発オンライン講座」開催

日本のみなさんが約1年間訪問できなかったソウルの街の変化についてお話します。お申し込みは栄中日文化センターで受け付け中です。

 

フォトギャラリーソウル旧市街の中心部、鍾路3街の魅力をじっくり見る
  • 鍾路3街駅の5番出口の近くに貼ってある地図。店主が自分の店に客を引こうとしてか、勝手になにやら書き込んでいるのはご愛敬
  • 仁寺洞側から楽園商街に向かう。写真中央が車道になっている1階部分
  • 楽園商街地下市場のそうめん(チャンチククス)。海苔やズッキーニがたっぷりでヘルシー
  • 楽園商街のビル脇の階段を降りると地下市場
  • 楽園商街地下市場にある修繕屋さん。ミシンの音が懐かしい

鄭銀淑:ソウル在住の紀行作家&取材コーディネーター。味と情が両立している食堂や酒場を求め、韓国全土を歩いている。日本からの旅行者の飲み歩きに同行する「ソウル大衆酒場めぐり」を主宰。著書に『美味しい韓国 ほろ酔い紀行』『釜山の人情食堂』『韓国酒場紀行』『マッコルリの旅』など。株式会社キーワード所属。