私自身はというと、ちょうど2年前に、ちょっと足を止めて、芸能のお仕事から離れて過ごした日々がありました。なので、コロナの状況下でお仕事ができないことに対して、「気持ちの揺れ」はなかったと思っているんです。
そこが、ずっとお仕事をし続けてきて、コロナで突然、仕事ができなくなってしまった方たちと比べると、違うところなのかなと思いました。
「コロナ」と、「お仕事をお休みしたこと」とでは、環境はあまりにも違い過ぎるんですけど、家族と過ごすことにストレスを感じることもなかったですし、外に出られないことへのストレスも、あまりなかったです。
それが、今も元気に過ごせている、ひとつの理由なのかなと思っています。
あと、お仕事でいうと、正直コロナがあったからといって、減ってしまったお仕事は、私にはそれほどなかったんじゃないかと思っているんです。それはそれで、さみしい話ではありますが…。
もちろん、今年はありがたいことに、ドラマの一部に出演させていただいたり、寺脇(康文)さんと共演させていただいたりもしました。(第19回)(第25回)
そういうことがあって、とてもありがたいなと思う一方で、自分の中ではまだ、お休みから復帰して、新しい事務所に入ってから1年。この1年…、2年…、3年は、「種まき」の時期だと思っているところがあるんです。
もちろん、コロナの状況があるからなのか、私もいまだに忙しくない日があることもあります。お仕事がないことへの不安や、「これでいいのかな」とか、復帰直後の気持ちを忘れつつある部分は、正直なところあるんです。
人間だから気持ちの浮き沈みもあるし、「何が本当にしたいことなんだろう」って、今も、常日頃、考えています。
でも、「コロナがなくても、たぶんこれくらい、ゆるりとしたスケジュールだったんじゃないかな」って、いい意味で、開き直っている部分があるんです。
なので、ずっと仕事を続けて来られた方と比べると、コロナの今の状況は、あまりストレスに感じていないところはあるかもしれません。「コロナだったけど…、何か変わった!?」
っていうくらい、あまり変わりがないというか。
それがいいのか、悪いのかはわからないですけどね。
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