おでかけのとき

「おでかけのときのおくるみの素材は綿、ウール、麻など、なるべく天然繊維がおすすめです。バスタオルや大判ショールでも代用できます。肌ざわりが良いもの、そして子どもたちが生きる地球の未来のためにも、地球に優しいものを選ぶといいですね。

形状は、長方形でも正方形でもかまいません。薄手のバスタオルやストールなども活用できます。使いやすいサイズは、バスタオルなら120×60cm以上、正方形なら90~110cm四方です」

そして小柴さんが特におすすめしているのが、外では足が冷えないように、足がおおわれているおくるみ。この動画で小柴さんが紹介してくれました。

おくるみでくるんでいたとしても、抱っこしていたり、ベビーカーにのせていたりすると赤ちゃんの脚の部分がめくれてしまい、素肌が外に出てしまうことも。そうすると赤ちゃんの身体が冷えてしまうので、足つきのおくるみをおすすめしています。

小柴さんはリサイクルショップで入手したそうですが、ネット上では「足つきアフガン」「足つきおくるみ」などで検索するとヒットします。ぜひ見つけてみてくださいね。

おくるみについて日頃のちょっとした疑問が解消されました。赤ちゃんにとって一番心地良いおくるみを選んで、使いこなせるようになりたいですね。

【取材協力】小柴 和子(こしば かずこ)さん

大学病院勤務を経て、平成16年にお産もできる助産所、キミツナカノ助産院を開設。股関節の手術がきっかけで、故山西みな子助産師に出会い、自然育児法を知る。妊娠、出産、産後、母乳育児までをトータルにサポート。オンライン相談も開設中。