寺さんと一緒に歌うことは、

「俺達も一緒に歌う曲を考えるけど、佐江ちゃんも、もしいい曲があったら教えてね」

って、寺さんご本人がわざわざ連絡をくださって、何曲か候補をお渡ししたんです。

その中で、「この2曲がいいんじゃない?」って、寺さんをはじめ、五朗さんや、スタッフさんが決めてくれて。結局、私が出した案の中から決めてくださったんです。

「恋人がサンタクロース」は、松任谷由実さんの曲で、寺さんと以前、帝劇の舞台(『朝陽の中で微笑んで』)でもご一緒させてもらったので、ユーミンさんの曲を歌いたいなと思って。時期もちょうど12月で、クリスマスシーズンでもあったから。(第36回)

フォトギャラリー【第36回】「ミラチャイ」連載フォトギャラリー(全14枚)

「恋するフォーチュンクッキー」は、他にもいくつか楽しい曲を候補に挙げた中で、

●恋するフォーチュンクッキー(振り付けも込みで!)

って、リストに私が偉そうに書いてしまって(汗)

そうしたら、「せっかくだから」と、五朗さんや、ゴージャスの時にお世話になった振付師の方や、ゴージャスメンバーの方々と一緒にやったほうが、元気な曲だし、盛り上がるし、「皆、知ってる曲だからいいんじゃない?」ということになって…。

藤林美沙さんが、AKB48の動画をいっぱい見て、振り起こしまでしてくださったんです!

ボーカルも、最初は「寺さんと私で歌う」っていうことだったから、交互に歌っていたんですが、本番前日に、「俺が歌うと気持ち悪くなっちゃうから、やっぱり佐江ちゃん全部歌って!?」って、寺さんに言われて、歌わせてもらいました(笑)。でも、すごく緊張しました...。

これまで自分で歌っていた曲は、#さえとも のライブとかでは歌ったことはあったけど、他の現場で歌わせてもらったことは、卒業後、多分なかったと思うんです。それだけに、「ちゃんと歌わなきゃ」っていう緊張があって。

「恋するフォーチュンクッキー」が、あの日一番のプレッシャーでした。

--意外にも、自分で歌っていた曲が、一番緊張したんですね。

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