[第31回]宮澤佐江、2021年春夏、2つのブロードウェイ・ミュージカルに出演。「歌う環境を整える」ことの大切さと、ハーモニーの秘密

－－さあ、佐江ちゃん。「ミラチャイ☆」連載、2021年最初の更新です。今年もよろしくお願いします。今回はまず、昨年末に出演発表があった、ふたつのミュージカルのお話からスタート。続いて年末にあったライブについてお聞きしていきたいと思います。

はい、よろしくお願いします!

－－今春、3-4月に公演の『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』、そして今夏、7-8月に公演のブロードウェイミュージカル『ピーターパン』40周年記念公演、ご出演決定おめでとうございます。

ありがとうございます!

昨年は残念ながら中止になってしまった舞台もありましたが、少しずつ、演劇の方たちが活動されているのを見ているので、春と夏の状況がどうなっているかはわからないですが、心の中では「きっと、無事に幕が上がる」という確信が強くなっています。

－－『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』は、お稽古もさっそく始まるのではないですか?

たぶん、2月の中旬頃から始まると思います。

－－この作品もブロードウェイ・ミュージカルなんですね。

そうなんです。実は、前回の『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』に、AKB48だった田野優花ちゃんが出ていて、すごく観に行きたかったんですが、行けなかったんです。

でも、田野ちゃんが苦戦しながらも、すごく成長している様子や、何より楽しそうに日々過ごしている姿をSNSで見ていたので、「やりがいのある舞台なんだろうな」って、今から楽しみにしているんです。

チャーリー・ブラウンや、スヌーピーが登場する原作の「ピーナッツ」は、キャラクターがかわいいというだけの作品じゃないんですよね。登場する1人ひとりのキャラクターが、

「自分はこういう思いがある」

って、しっかりとした「意思」を持っていて。

キャラクターたちが、4コマ漫画や、アニメの中で、昔から社会的な問題もしゃべっている、メッセージ性の強い作品だと以前から知っていたので、たぶん今回も、大人の方々にも響く台詞があるんだろうなと思っています。

－－前回のお話の中で、「今は種をまく時」と佐江ちゃんが話していたので、この作品も、その中のひとつなのかなと発表を見た時に思いました。（第30回）