「お出かけは生後1ヶ月後」と書いてあるけれど…
育児書などを見ると、赤ちゃんは抵抗力が弱いので、生後1ヶ月くらいまでは人混みに連れ出すのは避け、外気浴をして外の空気に慣れたら、買い物などに連れて行くように、などと書いてあります。
でも子守り要員が近隣にいない核家族世帯の場合、パートナーに「お使い」スキル、もしくは「一人で新生児のお世話」スキルがないと、子どももろとも買い出しに出る確率が格段にUPするワケです。
ネットスーパーで子連れ回避
そもそも子どもが小さいうちは、連れて外に出るだけでも一騒動です。
慣れはありますが、メキメキ成長して状況が変わるので、慣れる前に次のステップに進んでいる、なんてこともよくあります。
日々の買い出しにそんなにパワーを使っていられないこともあるため、わが子がお昼寝している間に必要な食材を手に入れたい!という時に便利なのがネットスーパーです。
育休中はけっこう頻繁に利用しました。
配送までのタイムラグや、多少割高な場合などもありますが、とにかく玄関まで持ってきてもらえるというのはありがたかったです。
ただ、乳児を見ながらのネットショッピングは中断も多く、買う物が多いと何を買ったのかよく分からなくなってくることも。
さらに「何時までのオーダーで本日配送」なんて時間制限も加わり、焦った結果、大量のトマトを購入していた、なんてこともありましたのでご注意を(笑)。
「お使い」スキルは意外とハイレベル!
家事スキルがレベル3程度(10段階で 笑)だったダンナにお願いしようと思ったら、意外と難しかったのが「買い物」(#4参照)。
しかも、主婦が当たり前のように使っている「買い物」スキルは、「お使い」スキルより格段に上だったんだな、と実感しました。
在庫を整理して、必要な物を「考えながら」買うのが「買い物」だとしたら、「お使い」は、箇条書きレベルの買い物リストを見て、「普段ウチが使っているメーカーの商品」を見つけて買ってくるスキル。
せめてお使いスキルがあれば「砂糖と塩買ってきて」で済みますが、それすら怪しいと、「砂糖=てんさい糖、あれば粒の細かいタイプ、塩=伯方の塩、焼き塩じゃないヤツ」なんて、詳細なメモを渡すとか、スーパーに着いたら電話で遠隔操作をする必要が出てきます。
商品パッケージなどの情報すらインプットしていない人は、該当する商品を見つけるのは森から小枝を探すような状態なので、遠隔操作して差し上げているのに思いの外イライラされました(苦笑)。
砂糖と塩レベルなら良いですが、通常の買い出しだと、もうリストを作っている間にネットスーパーで買い物できるわ!ってなるワケです。
「重曹買ってきて」とお願いしたら、店員さんまで巻き込んで(店に重曹が置いてなかった)「重曹ちゃん」という商品名の洗剤を買ってきて「クエンちゃんとかいうのもあったよ!」と言い放ったり、業務サイズが大きすぎたことに気付いて「だって一番大きいのって言うから…俺だって迷ったんだもん…」とか言い放ったり。
そんなウチの父ちゃんでしたが、まめが生まれて5年たち、メジャーどころなら箇条書きのメモでお使いができるようになってきました。
ダンナに「お使い」スキルを叩き込む方法は?
リストを作って、月に1度は一緒に買い物に行き、私が生鮮食材を選んでいる間に、それ以外の商品をピックアップして集めてもらう、ということを続けました。
スマホに買い物リストを作っておいて、スーパーに着いた途端に、ダンナ担当分をメッセンジャーで送りつけます。
ダンナが回収してきた商品はその場で確認して、ウチの使っている商品と違ったら、イラッとされてもその場でチェンジ指令(笑顔で!)。
私の方も「あぁ、これは買い物スキルないと難しかったな」とか、「この書き方じゃ伝わりにくいのか」なんて日々リストの精度をブラッシュアップ。
完全に、未経験な新人に仕事を教える業務と同じです。この新人がまた、「ちゃんと言ってくれないとわかんないっす」とか逆ギレする困ったちゃんでしたけどね…。
動けるダンナは一日にしてならず(笑)。
最近では、私より各スーパーの価格帯を把握していたりします。そして、できないよりかはできた方が、自分が感じるモヤモヤは確実に減りました。
ちょっと手間ではあるけれど、少しでもダンナの家事レベルをアップさせたい人は、ぜひお試しあれ!
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