先生「う~ん、それだったらファミリーサポートを利用したり、保育園だって検討してみてもいいと思いますよ?
身内に頼れる部分と、行政に頼れる部分、それぞれ違うと思うんです。
“ひとつの場所に全てを求めない”
“してもらいたいお願いは色んな人に分散させる”
それが、全員にとっても楽な方法だと思うんですよ。」
ワタシはその言葉で目から鱗が落ちました。
それと同時に、自分はまわりの人に頼るのが下手くそすぎて、“ひとつの場所に全てを求めすぎ”ていたことに気づきました。
育児、家事、悩み相談、ストレスのはけぐち、精神的安心感、その他いろいろ…自分が欲しいもの全てを、ワタシにとって唯一信頼できる旦那に求めていたんです。
先生「いま、お父さんが元気だから、お母さんのことも家族のことも支えられてますけど、長い人生これから何があるか分からないし、今後お父さんが元気が出なくなってお母さんが支える時もくると思うんですよ。
だから今だけ切り取るとお父さんも大変でしょうけど、その時々なんです。」
旦那は先生の言葉を静かに頷きながら聞いていました。
ワタシもその姿を横で見ながら『その時になるまでに、しっかり支えてあげられる人になってたい』と強くおもいました。
保健士さんと先生にもらった“処方せん”
ーー結果、ワタシは副作用の少ない軽めのお薬を処方され、定期的にクリニックに通うことになりました。
『精神科』は先生との相性や、飲むお薬との相性も大事なポイントですが、
ワタシの場合は非常にラッキーで、そのどちらも自分には合ってました。
そのお陰で、日を追うごとに症状は良くなって育児の不安も軽減していきました。
…しかし、一番大きかったのは、
育児が辛くなった時に、保健士さんやクリニックの先生の顔を思い浮かべて
『自分には困ったときには力になってくれる人がたくさん居るんだ』
と思えた事です。
そして、『いつか旦那に安心して頼ってもらえる人になりたい』というささやかな目標を持てたことも頑張る原動力になりました。
頼って、頼られて、『もちつもたれつ』が上手に出来ることが、その人の生きる強さになのかな…
そう気づいたワタシは、まず『頼り上手』になる!と奮起。
旦那以外の人の協力を得るための作戦を立てる事にしました。
※もちろん肺炎も大変な病気なので、症状が気になったらお医者さんかかりましょう!
つづく
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