今回の朗読劇は、視覚や聴覚にハンディキャップがある方も楽しんでいただける回もあるんです。

2パターンあって、ひとつは、舞台上に手話通訳をやってくれる方が出てくれる回と、もうひとつは、ト書きや映像の文字のように、台詞にはない部分を伝えるナレーションが入る回とがあって、生配信もあるんです。

ハンディキャップをもつ方は、音にも、物にも、背景にも、いろいろな面で敏感だと思いますし、そういう方たちの感じた言葉が、この朗読劇に対しての一番的確な正解…じゃないですけど、感想になるのかなとは、私はすごく思います。

--確かに、ハンディキャップがある方々も楽しめる作品というのは、舞台やミュージカルではなかなか難しいかもしれませんね。衣装だったり、動きだったりがある中での台詞だけれど、それがない状態の作品というものは、なかなかないですからね。

そうですね。私のファンの方の中にも、ハンディキャップを持っている方がいらっしゃるので、そういう方たちが今回の朗読劇を観てくれるかはわからないですが…。

その生配信の撮影は、私の千秋楽の日に入るので、次に生かせないのが残念だけれど。でもその日は、皆がどう思ったのかを知りたいので、検索をして、皆の感想をいっぱい見たいと思っています。

--これまでとはまた違う佐江ちゃんが、今回の朗読劇では観られそうです。

どうだろうなぁ。それはちょっと、わかりません。どうだろう??

やっぱり「声」って難しい。声って、自分の身体の中で鳴っているのと、人が聴いているのとでは、また違うから。

自分が台詞をしゃべっているときは、強弱をつけたり、早く言ったり、ゆっくり言ってみたりして「波」を作っているのだけど、録音したものを聴くと、思っていた以上に全部同じに聞こえたりして。気持ちがこもっていないように聴こえるな、とか。

--千秋楽後には、どういう感想が聞けるでしょうか。

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