子どもにおすすめの野菜と食べ方
髙橋先生によると、ファイトケミカルは年齢に関係なく、人間のカラダにおいて様々な効果が得られるとのこと。
そうと知れば、子どもにもファイトケミカルを食べさせたいものです。子どもにはどんな食べ方がおすすめなのでしょうか?
髙橋「野菜嫌いのお子さんもいますから、『命の野菜スープ』を、コンソメや牛乳と一緒にミキサーやブレンダーにかけてポタージュにするのがおすすめです。
お子さんが大好きなとうもろこしを入れたコーンポタージュは食物繊維もしっかりとれるので、女性にもおすすめです」
ところで、ファイトケミカルを離乳食に取り入れるには、どんな野菜がおすすめで、どんな調理法がいいでしょうか?
髙橋「離乳食には舌触りがよく、なめらかな、かぼちゃ、にんじん、キャベツ、玉ねぎなどがおすすめです。お子さんと同様にポタージュにするのもいいですし、スープにとろみをつけると、スプーンですくいやすく、赤ちゃんも飲みやすくなりますよ」
家族の免疫力アップのためには、野菜のファイトケミカルがいいというのを覚えておき、安全なものを皮ごと調理して、おいしく取り入れましょう。
【プロフィール】髙橋 弘先生
麻布医院院長 医学博士、ハーバード大学医学部元准教授、テキサス州名誉市民、ファイトケミカル研究家。がんと肝炎の専門家として食事と病気の関係に着目し、ファイトケミカルを患者に積極的にすすめて成果を上げている。
日本肝臓学会肝臓専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、労働衛生コンサルタント。米国消化器病医師会フェロー、米国癌学会正会員。