個人事務所での活動を始めて、今後やっていきたいこと

撮影:小嶋文子

――今作で印象に残ったシーンはどこですか?

生徒会長の交代式は印象的でしたね。クライマックスに向けて、登場人物たちが一堂に会する感じが、「来る!来る!」みたいな(笑)。「会長(桃喰綺羅莉/池田エライザ)があんなことするの!」とか、一つひとつの場面をしっかりと盛り上げていたので。

――脚本を読んでいて展開を知っていてもワクワクするのですか?

ワクワクしますね。台本で読んでいた時点でもテンションが上がってましたけど、やっぱり実際にキャストのみなさんが演じているところを目の当たりにすると、華やかですし、テンションは上がります。

――『賭ケグルイ』シリーズはまだまだ続きそうな予感がしますが、高杉さんにとって、今後、鈴井はどんな存在となりそうですか?

僕にとってはずっとそばにいる近い存在です。シリーズが続けば、僕が予想できない成長もしていくと思います。

台本をもらったとき、次はどうなっているんだろう!って、楽しみになるキャラクターであり続けると思います。

――今作の見どころを教えてください。

“最凶最悪のラスボス”と言われる視鬼神役に、流星さんの演技がハマっています。そんな視鬼神さんも含めて、ボスキャラたちが大戦争を始めるような(笑)、圧巻のギャンブルをぜひ楽しんでいただけたらと思います。

それから、相変わらず鈴井くんも夢子さんもそうですし、みんながテンションを上げて叫びまくってます(笑)。ジェットコースターに乗るような気分で、観てもらえるとうれしいです。

撮影:小嶋文子

――2021年4月から、高杉さんは個人事務所での活動を始めて、新たなスタートを切りましたが、今後、やってみたいことはありますか?

やってみたいこと……坊主頭ですかね(笑)。これはずっと言い続けていることですけど、言い続けないと坊主役が来ないので。あとは何だろうな……。

――クリエイティブなことをやってみたい、とかは?

やってみたいんですけど、僕、クリエイティブ脳じゃないんですよ(苦笑)。0から1にすることができない人なので。

――では、1から100を目指して。

100は大き過ぎるので30くらいで(笑)。企画や脚本があれば、そこから作り上げる作業とかはしてみたいです。だから、映像制作とか、芝居に関わるいろんなところを広い目で見られるようになりたいです。

これまで以上におもしろいことができるんじゃないか、という想いで独り立ちさせていただいたので、自分がおもしろいと感じることを、どんどんやっていきたいと思います。


“俳優・高杉真宙”にも大きな影響を与えたという“鈴井涼太”というキャラクター。今作では“モブキャラ(その他大勢)”と言われてきた鈴井が、“モブ”ではない活躍をするのも一つの見どころ。鈴井を通して見える高杉真宙の成長と、高杉真宙を通して見える鈴井の成長をこの映画から感じてほしいです。

メイク:堤紗也香 スタイリスト:荒木大輔

作品紹介

『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』
2021年6月1日(火)全国ロードショー