同年代の俳優陣をライバル視?「最終的には“自分”」
――本作は同年代の役者同士で芝居をするシーンが多いですが、お互いをライバル視することはありますか?
杉野:ライバルと言われれば、そうなのかな? どこかで「負けたくない」とか、「クッソー」って思うことはあるから。でも、結局は“自分”なんですよ。それもわかっていて。自分がその現場で、その役としていられるかどうか。やっぱり役としてその場にいられる人を見ると、いいな、って思うし。
だから意識はしているけど、最終的には“自分”なんだと思います。結局は自分が頑張らないといけないですから。
磯村:僕はライバルとか、そういうことは全く何も感じないですね。同世代であろうが、先輩であろうが、後輩であろうが、同じ板の上に立ったらフラットだと思っているので。ただ同じチームとしての仲間意識はあるので、同世代の素敵な俳優が集まったからには、いいものを作りたい、という気持ちにはなります。
――今の時代、自分は意識していなくても、周りが言っていることが耳に入ってくることもあるのでは?
磯村:それはもう勝手に言っててくださいって感じです。人それぞれに意見があるのは当たり前だし、ただそれを全部気にしていたら俳優はやっていけないので。
杉野:そういえば、俺、エゴサするのやめた(笑)。
磯村:見なくなったの?
杉野:うん。良いことの99より、悪いことの1の方が入ってきちゃうから。
磯村:気にし過ぎだよ(笑)。遥ちゃんは感受性が豊かだから。
――磯村さんはエゴサーチをしないのですか?
磯村:僕はしないです。もちろん作品に対するコメントとかは気にしますけど、別に僕自身がどう思われているかは気にならないので、そこには興味ないです。