“直ちゃんは小学四年生”での共演を希望!?

撮影:山口真由子

――先日、お二人が出演したラジオで、お互いの好きなところを挙げていましたが、逆に「ここは直してほしい」というところはありますか?

磯村:直してほしい、とは違うけど、遥ちゃんはピュアで、最初は疑うけど、一度人を信用すると、すぐに信用してしまうところがあるので、あんまり信用し過ぎるのも良くないよ、と。危ない人も中にはいるから気を付けて、と言いたいです。

杉野:僕は……磯村くんに直してほしいところなんてないよ。

――優し過ぎるから気を付けて、とか。

杉野:磯村くんは優しいけど、ちゃんと人を見ることができるから、直して、とは思わないし。

――忙し過ぎるから、もっと時間を作って一緒に遊んでほしい、とか(笑)。

杉野:それはある! ドライブ行こうね。

磯村:そうだね。旅に出よう。

杉野:ずっと話は出ているんですけど、この状況もあって行けてなくて。滝に打たれるのとかどう?

磯村:いいね!滝修行(笑)。

撮影:山口真由子

――では、4回目の共演があったら、どんな関係性がいいですか?

杉野:磯村くんのいろんな役柄を見てるから悩むな。あっでも、今回のマイキー(吉沢亮)とドラケン(山田裕貴)とか、タケミチとアッくんとか、タケミチと直人とか、そういう一つのペアみたいな関係はやったことがないからやりたいね。

磯村:確かにそうだね。バディみたいなのはやりたいね。でも刑事とかはありがちだから(杉野が小学生役を演じたドラマ『直ちゃんは小学三年生』にかけて)“直ちゃんは小学四年生”はどう? 一学年上がった四年生でやろうよ(笑)。

杉野:クラス替えで同じクラスになったライバルとかね。バチバチになるの(笑)。

――今回、杉野さんが中学時代も演じると知ったとき、難しそうだな、とは思ったのですが、でも、すでに小学生も演じていたな、と(笑)。

杉野:僕もそれ、思いましたよ(笑)。中学時代を演じるのを悩んでいたけど、「俺、小学生もやったわ」って。

――磯村さんは今回、高校生を演じるのに悩みはありませんでしたか?

磯村:もちろん制服姿はそろそろ苦しいかなって思うことはありますけど、作品のテイストにもよるというか。今回のような不良役とかだと、逆に30歳とかになってからの方がちょうどいいってこともあるし。でも等身大の10代を演じることはもうないでしょうね(笑)。

撮影:山口真由子

――最後にお互いの役の見どころを含めて、本作のアピールをお願いします。

磯村:直人はタケミチを導くキーパーソンで、この作品のストーリーテラーみたいな部分もあるので、直人とタケミチのやり取りにはぜひ注目してもらいたいです。

そして何より、この作品自体が、僕らが何度も“リベンジ”をして撮ったものなので、その熱い想いが画面を通して観てくださる方に伝わって、元気や勇気を与えられたらいいな、と思います。

杉野:そういえば、磯村くん、あのとき何kg痩せたんだっけ?

磯村:5kgぐらいしか痩せてないけど。

杉野:アッくんとタケミチの屋上でのシーンは、そのために磯村くんは5kg痩せたりもして、本物の空気感を作り出していたので、ぜひ劇場で観てほしいな、と思うし、僕も改めて劇場で観たいと思っています。タケミチ以外の人たちとの共演シーンはほとんどなかったけど、こういう作品で一緒になれたことは、今後の僕の励みになると思います。

そして、この作品が何年後かに、そのときに中学生だったり、高校生だったりする子供たちにも親しんでもらえるような、長く愛されるものになれればいいな、と思います。


単に豪華な俳優たちが出演しているだけでなく、全員がそのポテンシャルを最大限に発揮し、作品の価値を高め合って完成した本作。杉野さんの言うように、今後、語り継がれるような一作になっていると思います。その瞬間を見逃さないよう、劇場に足を運んでみてください。

作品紹介

映画『東京リベンジャーズ』
2021年7月9日(金)全国ロードショー