このツアーは7年の集大成
明るい雰囲気そのままに、ライブ後半戦へ突入。EB!DAN NEXTのメンバーも紹介しつつ「SAY YEAY」を披露、曽野舜太のダンスから始まった「白黒Brand New world」「恋がはじまる」ではメンバー同士が目を合わせて笑顔を交わし、見ている側の気持ちも温めていく。
1stシングル『コーヒーが飲めません』のカップリング曲「イチニノサン」では、ステージ中央に集まったメンバーが目を合わせ、アカペラでスタート。5人の歌声が重なる瞬間に聴く人の心を掴んでいく。
幕間の映像では、これまでのM!LKの全シングルを今の5人と共にお届け。7年のグループの歴史にはさまざまな道のりがあったが、それを思い返すと同時に、これからのスタートを感じさせてくれるものになっていた。
『My treasure』から始まったメドレーでは「疾走ペンデュラム」、佐野が塩﨑を肩車してはしゃいだ様子を見せた「テルネロファイター」「ボクラなりレボリューション」「ERA」を。これまでのシングルを全曲披露してくれるのはグッと来るが、曲順にも彼らの想いが込められている気がする。
「かすかに、君だった」を歌い終えたあとは、5人がステージ中央へ。揃って深々とお辞儀をすると、吉田が「かれこれ活動してきて7年になります。姿形を変えながら、と言えばそうなんですけどそれでもたくさん多くの方に応援されながらここまで進んでくることができました。このツアーはその7年の集大成だと思っています」と挨拶。
そして、「でも、ゴールじゃなくて、僕たちの夢であるドームツアーを僕の大好きなメンバーと僕たちの愛するみ!るきーずのメンバーとこれからもがんばっていきたいと思っています。僕はM!LKがこの5人で本当に幸せだなあ、ってライブをしていて思いました」と言い、涙ぐんだ。思わず、後ろにいた佐野と山中が手を伸ばす場面も。
涙で声をにじませながらも「みんなでもっといい景色観に行きたいな、と思っているので、これからも応援よろしくお願いします!」と言い、「これまでの僕たちがこれからの僕たちの背中を押してくれることを祈りながら、最後にこの曲を歌います」と本編を締めくくったのは「まっしろサンライズ」。
吉田の涙につられたように、佐野が涙ぐみ、マイクを下ろす場面も。一緒に歌っていた山中の瞳にも涙があふれる。涙は伝染し、曽野も頬を濡らした。その中で笑顔を絶やさない塩﨑の姿も印象的だった。
感情の表わし方はメンバーそれぞれだったが、共通するのは「このステージに立てて幸せ」だということだったのかもしれない。