食べ過ぎたあと食事を抜くのはNG。ごはんと味噌汁で外に出す

食べ過ぎた時や、油っぽい食事をしたら、その次の食事でカロリーを減らしたり、食事を抜いたりしていませんか? 実は、それが一番太りやすいパターンなんだそうです。

柏原「そうすると、食べたものが体内に長くとどまり、外に出にくいんですよ。とどまっている方が太りやすいのです。ポイントは、『食べたものをいかに早く外に出すか』。いっぱい食べたら、しっかり出す。出すためには、次をしっかり入れる。出しやすいものは何かというと、やはりごはんと味噌汁です。

20代・30代の女性では、食べる量が少ない方が結構多いです。なのに太ってしまうのは、燃えてないし、出していないから。食べる量を減らしても、食べたものがおなかにたまっていると、それだけで下腹がぽっこり出てきます。でも、しっかり押し出されるような身体を作っていくと、おなかからやせてきます。

食べた方が早くやせるのです。我慢もいらないし、食べ過ぎたらごはんを食べようという。普通の人が聞いたら『え?』と思うかもしれませんが(笑)、そうすると太りにくいんです」

解決策があると思うと、食べることに対しての罪悪感もなくなり、安心して食べられますよね。

柏原「せっかくのおいしい、楽しい食事を、後悔するのはもったいない。皆さんの中では、カロリーの概念が常識化して、定着してしまっているのですが、1回それを忘れてみてください、と言っています。

燃料を減らすのではなく、燃える状態を作る。その方が健康と美容にはおすすめです」

余談ですが、柏原さんは昔、冷え症で朝の体温が35.2~3度だったのが、今では36.8度くらいなんだそうです!

我慢する食生活から抜け出して健康的になりたい方、ぜひ『食べて飲んでおなかからやせる』をチェックしてみてはいかがでしょうか?

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。