[第50回]宮澤佐江、2022カレンダー作り。SNSでの出会いから初プロジェクトを編成「皆で同じ目標に向かう仕事は、すごく楽しい」

－－さあ、佐江ちゃん。今回もよろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします!

－－前回は、新型iPhoneを購入した佐江ちゃんの、データ移行の失敗談をお聞きしましたが、そういえば以前にも、「携帯のデータ消えました!（泣）」って、話した回があったように思います。（第44回）

そうですね。あったかもしれません。

実は、AKB48グループを卒業して間もない頃にも、携帯が壊れて、データが全部消えたことがあったんですよ。あのときの方が、今回より衝撃的だったなぁ。卒業期間に着たドレスの写真や、残しておきたかったグループ在籍中の画像も、全部消えちゃったんです。

－－それはとてもショックな出来事のようにも感じますが、前回の最後では、以前よりもデータやモノに対して、潔く手放せるようになったということでしたよね。「断捨離」という言葉もありますが、佐江ちゃんは断捨離をするタイプですか?

断捨離はしますね。今回も携帯を新しくしたことで、断捨離しました。何年も連絡を取っていない友だちの連絡先は消したりして、結構、そのあたりはドライな人間といいますか。

－－連絡先や、モノなども、あっさり手放すタイプの人と、取っておくタイプの人と、どちらかに別れると思うのですが、佐江ちゃんはどちらのタイプですか?

昔は、何事も「広く、浅く」みたいな感じで生きていたところがあって。友だちとか、モノとかも、いっぱいあれば嬉しいし、“いつか連絡するかもしれない”とか、“いつか使えるかもしれない”みたいな感じだったんです。

でも最近は、自分自身、昔とは変わったなと思っていて。

「狭く、深く」、あとモノもなるべくミニマムにしていきたと思うようになってきました。そうするように自分を強制していっている感じです。趣味もそうですが、物事に対して、熱しやすく、冷めやすいところがあるんです。

例えば、今年の6、7月頃、「ビーズ作り」にすごくはまっていた時期があって。もう職人さんのように、毎晩、ビーズ作りに没頭してました。ビーズの買い出しに行ったりもして、はまっていたんですが…。もう熱は冷めちゃって、使っていないビーズが山ほどあります。

－－例えば「本」でも、買ったまま、読まずにそのままにしておく「積ん読（つんどく）」っていう言葉もあったりしますが。

ありますね。雑誌を買って、後で見ようと置いておいて、気づいたら3カ月くらい経っているとか。「載っている服、もう季節が違うじゃんッ!」みたいなこともあったりします（笑）

なので、最近自分の中では、“そんなに幅広く見なくてもいいのかな”って、思っていて。

－－“幅広く見ない”というのは、興味が広がり過ぎないようにしている感じですか?