島をお散歩していたら見つけた生卵屋さん

松山ケンイチ、藤原竜也、神木隆之介 撮影/奥田耕平

“ノイズ”としてサイコキラーが訪れたことから“平和”な島に波紋が広がっていく。撮影中、3人にとって“ノイズ”と“平和”だと思えたことをたずねてみた。

「ノイズといえばなんだろうね?」(藤原)

「撮影現場で言うと、飛行機ですよね」(松山)

「『本番、よーい!』となってからの『ちょっと待ってください、飛行機が飛んでいます』ということがあって」(神木)

「飛行機待ちがあったね」(松山)

「まあでも、面白いですよね。だって、膨大な時間があるのに、ピンポイントで撮影を始めようとすると来るんです」(神木)

藤原竜也 撮影/奥田耕平

「それは確かにノイズかもしれないね。いろいろなセッションのために、僕らも本番に向けて、気持ちを整えている部分があるんです。そこで、どんなことであれ、中断してもう一回その気持ちを組み直すというのは『あれ?』となるときもありますね。

もちろん、こちら側がお邪魔をしているので仕方がないことなんですけど…(笑)でもその一方で、平和だったことといえば、個人的には、お弁当の時間。松ケンは撮影中でいなかったかな」(藤原)

「どんなことですか」(松山)

「神ちゃん(神木さんの愛称)が島をお散歩していたら、生卵屋さんを見つけたんですよ」(藤原)

「ありましたね」(神木)

「神ちゃんが『美味しい生卵屋さんを見つけましたー!』と言って、10個ぐらい生卵を買ってきてくれて、ご馳走してもらったんですよ。控え室でお借りしている旅館の方にご飯を出していただいて、その常滑で有名な卵屋さんの生卵を卵かけご飯にして食べて。すごく平和で良いなあって、思いましたね」(藤原)

藤原竜也 撮影/奥田耕平