家族で雪を見に行きたい
コロナ禍でエンターテインメントの現場にも影響が出たが、徐々にその状況にも明るい兆しが見えてきた。映画『ノイズ』は2022年1月28日の公開だが、新しい年にやりたいことはあるのだろうか。
「コロナ禍になって、みんなやりたいことができなくなりましたが、消去法をしていくと、物事の選択肢が見えてきた部分もあったはず。エンターテインメントの定義は広くて、何をしてもみなさんが楽しんでくれればいいと思っているので、今だから思いついたことや出来たことなども生まれて、さまざまなことがフラットになったんじゃないかなって。
年齢関係なく挑戦をしやすくなったから、今後もどんなふうに変化するのか、楽しみでもありますし、僕もエンターテインメントの中の何かのひとつになれればと思いますね」(神木)
どのような未来が広がっていくのか、期待が募る。いつどんなときも、しっかりとした自分軸を持っていれば、まわりがどう変化しても、ブレることはない。
「世の中の状況は関係なく、いろいろと目の前に、ポッとやりたいことが出てくるんです。そのときに俳優の仕事だけではなく、公私ともに気づいた物事、目の前に出てきたことを『どう面白くしていくか?』だけを考えようかなと思っているんですよ。
だから、この先何をやりたいかはあまり考えず、基本的には今やっていることを面白くしていく気持ちでいます」(松山)
肩の力を抜いて、自分の人生を歩くのは、なんとも清々しい。今作の公開は冬だが、プライベートにおいてやりたいことはあるのだろうか。
「僕は大人になって、仕事以外、プライベートで雪山やスキーに行った記憶がないんですよね。だから、まだ子どもが小さいということもあるので、家族で雪が積もっている山に行って、雪を見に行きたいですね」(藤原)
そう語る藤原は、実に穏やかな表情をしていた。そんな藤原、松山、神木をはじめとした実力派俳優が揃う今作。新年の幕開けに、極上のサスペンスエンターテインメントを味わわせてもらおう。
映画『ノイズ』は1月28日(金)より公開。