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K-POPとドラマの相乗効果で韓国コンテンツは世界に拡大

今年は、「韓流ブーム」を巻き起こした『冬のソナタ』の日本初放送から10年。「韓流10周年の年」といわれている。10年前、『冬ソナ』のペ・ヨンジュンに始まり、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ウォンビンら韓流四天王がブームをけん引してきた。

「韓流=俳優」という様相が変わってきたのが、RAINが出演したドラマ「フルハウス」のアジアでの大ヒット。この作品により、RAINはアーティストとしても俳優としても韓国を超え、アジア、そしてハリウッドにまで進出するように。これ以降、K-POPアイドルたちが続々とドラマに出演するようになり、演技をするアイドル「演技ドル」という言葉も生まれ、K-POPとドラマの相乗効果で韓国コンテンツは世界に拡大した。この音楽と演技を両立させる「演技ドル」の若手代表格がキム・ヒョンジュンだ。

韓国では、「アイドル=子ども文化」とカテゴライズされ、一般層のアイドルに対する認知度は低い。アイドルにしてみれば、出演ドラマがヒットすれば、一般層に支持される「国民的スター」への道が開けるという訳だ。

 

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アイドルグループSS501(ダブルエスゴーマルイチ)のリーダーとして2005年にデビューしたキム・ヒョンジュンもドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』(2009年)をきっかけにブレイク。もの静かで感性豊かな花沢類(日本のドラマでは小栗旬)役を演じたが、彼の王子然としたキラキラのルックスと影で主人公を支える献身ぶりにキュンとした読者も多いはず。この作品がアジア中でヒットを記録し、キム・ヒョンジュンの認知度がアジアで高まるのと比例して、彼の所属するSS501もアジアツアーを行うほどの人気を得た。