すごくわかりやすい言葉でいうと、「必要とされている感」が毎日わかっていたのが、幸せだったのかもしれません。
自分がいないとお芝居が成り立たないっていう役のポジションをいただけて、「私が必要とされている」って感じられる場所ができて。今振り返ると、その幸せをすごく感じていたんだろうなと思います。
48グループの中では、“私がいなくても成り立つじゃん”って、心のどこかで思っていたところがあったし、“ここ、私じゃなくてもいいんじゃない?”って、思い始めちゃったところとか。“何で私は、それ以上に行けないんだろう”っていう悩みもありました。
団体で行動して後輩も増えて、メンバーが増えれば増えるほど、何を目指していけばいいのかが、わからなくなっていた時期だったから。アイドルとして後輩が増えていくと、自分は教える立場で、教わることも難しくなっていって。
そんなときに、地球ゴージャスさんに出会えたことによって、お芝居の世界にほぼ初めて踏み出させていただいて。教えてくれる人しかいない環境は、右も左もわからない私にとって、吸収できることが毎日たくさんあったから。
--「スポンジ」のように吸収できることが、たくさんあったんですね。
そうです。五朗さんにも「スポンジ」って言われたことあったなぁ…って、今、思い出しました。
--連載は、上海で活動できないという、どうにも抗えない状況から始まりました。なかなかシビアなスタートでしたが、『クザリアーナの翼』の稽古に入った頃から、毎回のインタビューで、佐江ちゃんから返ってくるものの”質”が変わっていったのを感じていました。
-
[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
-
[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
連載9年間の最後の取材で、佐江ちゃんがお話してくれた内容を、今回と最終回となる次回でたっぷりお届けしていきます。今回はこれまでの撮影や、今楽しみにしていることについて。情報解禁となった『キングアーサー』に出演を決意したきっかけも聞きました!
-
[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
2013年にスタートした「ミラチャイ」連載。今回は、佐江ちゃんが9年間の連載期間を通して“自分はここが成長したな”と、思うことを話してくれました。アイドル卒業後、まもなくして立ちはだかった壁を乗り越えながら、次第に気づいたとても大切なこととは?
-
[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。
-
[第55回]宮澤佐江、2022年の新たな決意。「本当の自分って、何なんだろう」の問いから、昨年「良い加減」で生きたその先
2022年は「自分を見つめ直すことをイメージして過ごしたい」と話す佐江ちゃん。人が思う自分と、自分が思う自分。果たして本当の自分とは何者なの? そう考えるきっかけとなった2つの出来事や、自分と繋がる大切な人を思い、新たな決意を語ってくれました。