自分の発言で嘘は言っていないけど…。アイドル時代は、悩みや不安な気持ちもマイナスな発言にならないように、ちょっときれいに美化して話していた部分って絶対にあったと思うんです。

そこが、卒業して肩の荷が下りたはずだったけど『王家の紋章』のときは、“まだ自分を出しちゃいけない”“不安でも、不安って言わないようにしなきゃ”って、一生懸命言葉を選びながら、「ミラチャイ」の取材でもしゃべっていたんじゃないかなって。

「不安です。だけど…」って、必ず「不安です」の後に、逆説の接続詞を付けていたと思います。今なら「不安です」ってはっきり言えるけど(笑)

あと、“口にしたら、本当にそうなっちゃう”っていう怖さもどこかにありました。

「自信がない」って言っちゃったら、ステージに立つ人間として失礼だし、お金を払って見に来てくださる方々に、そう宣言しちゃうことがすごく胸が痛くて、“言っちゃいけない言葉だ”って、思っていた部分があったと思います。

--苦しかったですね。

本当に、よくも悪くも“よくやったなぁ”って思います。

--この9年間には、そういう苦しかった「乗り越えなければならない壁」が何度かあったと思うんです。

今もありますよ。壁だらけです(笑)

--その壁を、もがきながらも1つずつ乗り越えて、9年間きたことはやっぱりすごいことだと思うんです。

“「できない」とか、「やれない」って言っちゃいけない”って、思っていたからだと思うんです。“言われたことはやらなきゃいけない”って、ずっと思っていたから。よく言えばそうなんですが、ちょっと悪く言ってしまうと、私はロボットだったと思うので。。

今は、経験を通して、“これはできる自信がない”と思ったものは「ごめんなさい」したり、“ワクワクする気持ちが持てないものは、やってはいけないものなんだ”と思っているので「ごめんなさい」したり。自分の中で選択ができるようになりました。

逆にいうと、「これをやりたい」と思ったものをやらせていただいています。いろんな経験を通して、自分の中に「選択肢」というものを持てるようになったのかなと思っています。

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