--グループを卒業して、ひとりになって。さらにまったく新しい環境に飛び込んだ、心細さのようなものはありましたか?
そこはあんまり考えていなかったかな。その新しい世界を見たくて卒業しているから。周りにメンバーがいないから心細いとか、そういうことは感じていなかったけど。何というか、当時の悩みは人に話したところで解決できる悩みじゃなかったから。
歌が歌えない、歌うのが怖い。歌うのが下手すぎて、どうしたらいいのかわからない。
台詞の量も、当時の自分は“多い”と思っていたので、台詞の量が多すぎて覚えられないとか。“どうしたら覚えられるんだろう”って、頭も心もパンクしそうだったんだと思います。しそうというか…、パンクしたんです…、途中で…。
「ミラチャイ」の取材でヘコんでいたときは、パンクする寸前かな…。
“自分の口から、マイナスなことは発信しちゃいけないんだ”って、アイドル時代に思っていた話は前回しましたよね。(第57回)
『王家の紋章』初演のときは、アイドルは卒業していたけど “マイナスな気持ちは、隠していなきゃいけない”っていう、アイドル時代の無理がまだどこかにあったんですね。
私が48グループの現役メンバーだったときは “ほかのメンバーに、影響しないように発言しなきゃ”と今より強く感じて、ずっと気を張っていたところがあって。今もそう思っているし、仕事の姿勢としては、たぶんそれが正しい姿勢だと思うんです。
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[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
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[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
連載9年間の最後の取材で、佐江ちゃんがお話してくれた内容を、今回と最終回となる次回でたっぷりお届けしていきます。今回はこれまでの撮影や、今楽しみにしていることについて。情報解禁となった『キングアーサー』に出演を決意したきっかけも聞きました!
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[第57回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「今につながる、人との出会いと仕事」【1】
ミラチャイ連載の9年間を振り返る1回目は、今に繋がるお仕事や、人との出会いに焦点をあてていきます。上海で活動できなかった時期を支えてくれた作品『クザリアーナの翼』や、地球ゴージャスさんへの思い。連載終了を発表した経緯についてもお話します。
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。
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[第55回]宮澤佐江、2022年の新たな決意。「本当の自分って、何なんだろう」の問いから、昨年「良い加減」で生きたその先
2022年は「自分を見つめ直すことをイメージして過ごしたい」と話す佐江ちゃん。人が思う自分と、自分が思う自分。果たして本当の自分とは何者なの? そう考えるきっかけとなった2つの出来事や、自分と繋がる大切な人を思い、新たな決意を語ってくれました。