子どもが決めるのを待つこと

3歳までに子どもに身につけさせたいことのひとつに、「自分で選択するスキル」もあります。

子どもがまだ小さいからと、親が代わりに決めてしまう場面は、日常的にみられる光景ですよね。特におとなしい子だと、親は子どもの代わりをするのが務めだと思っているふしさえあります。

子どもはゆっくり考えます。そのため、周囲の目が気になり、せかしてしまう気持ちもわからなくはありません。ですが、親のできることはひとつだけ「待つこと」です。

待った結果、子どものした選択が適切でないこともあるでしょう。その場合も頭ごなしに否定するのではなく、よほどのことがなければ子どもの選択を尊重してあげてください。

3歳までに身についた「自分で選択するスキル」は、その後の人生を自分で決断できる力になります。

子どもにとって生まれてから3歳までは特に変化が激しく、その後の人生の土台になる大事な時期です。その3歳までの子育てで大切なことに、それほど特別なことはありません。

「3歳までの子育てで本当に大切なこと30」で紹介されている例は、日常のなかに取り入れていけることばかりですから、難しく考えずに試してみてはいかがでしょうか。