『鋼の錬金術師』©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会​

全世界シリーズ累計発行部数7,000万部超え、アニメシリーズも大ヒットを記録した大ベストセラー漫画「鋼の錬金術師」、通称ハガレン。

全世界から注目の実写映画『鋼の錬金術師』が現在大ヒット上映中です。

主人公のエドワードを演じたのは、俳優としても実力を発揮している「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん。

失った身体を探すために“錬金術”を武器に戦う、という難しい役柄を持ち前の高い身体能力と表現力で見事に演じています。

今回は、山田さんと、アニメでエドワードを演じ続けてきた声優の朴璐美さんお2人のスペシャルインタビューをお届けします。

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山田涼介「ハガレンが好きだからこそ悩んだエド役」

『鋼の錬金術師』©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会​

――映画大変楽しく拝見させていただきました。まずはお2人の映画をご覧になった率直な感想をお聞かせ願えますか?

山田:率直に「すごいものを見たな」という気持ちでした。ワクワク感と、高揚感と、そしてプレッシャー。

プレッシャーはどの作品でも常に感じていますが、撮影のときよりも公開を待つ時間の方がプレッシャーが強くて。

朴:私も緊張しながら試写を見ましたが、スクリーンの中に「ハガレンのキャラが存在してる」って驚きました。だってそこには、エドが立っていたんです!

命がけで全身全霊で全てを背負っている山田くんの姿は、まさしくエドでした。彼が作品全体を引っ張っていることに胸が熱くなりました。

――山田さんは元々ハガレンがお好きだったそうですね。

山田:はい、本当に好きで。僕、読んでなかったり観ていなかったら正直に言うんですけど、ハガレンはずっと観ていて。

だからこそ、お話をいただいた時、やりたい気持ちとやりたくない気持ち、両方がありました。「どうやって、あの世界観を表現するんだろう」と悩みました。

でも、このエドという役は僕にしかできないだろうし、他の人にやらせたくないという気持ちが強かったんです。

「僕が完璧に頑張って演じるから」とやらせていただいた役です。24年間という僕の人生をすべて注いだ役になりました。

朴璐美が山田涼介と初対面で感じたこと「なんて目がキレイなんだろう」

『鋼の錬金術師』©2017 荒川弘/SQUARE ENIX ©2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会​

――今回実写版とアニメ版のエドお2人にお話を伺っているわけですが、お互いの初対面時の印象はどうでしたか?

山田:璐美ちゃんは、あっ、璐美さんは。

朴:あっ、璐美ちゃんって呼んでくれる優しい子なんですよ(笑)、山田君は。

山田:(笑)。璐美さんはエドです。僕は璐美さんが演じるエドを観てきたので、初めて会ったときは、どうしようかなってソワソワしていました。

性格もすごくエドに似ていて、カッコいいんです。実写化に対しての素直な気持ちも、試写を見た後の感想も、感じたままに話してくださって僕としては嬉しかったです。

朴:山田くんと、初めて会った時に「なんて目がキレイな子なんだろう」と思いました。

“目は心の窓”とはよくいうもので、とてもまっすぐな目が印象的でした。

全身全霊でこの作品を背負おうという気持ち、背負っている気迫がバンバン滲み出ていて。「何かを共有したがっている」と受け取ったんです。

だから私も、このまっすぐな目に対しては嘘偽りなく、自分が思ったことをきっちり伝えなくてはと。

山田:あとは、璐美さんとは、エドを演じた者同士でしかできない会話もいっぱい話せたので、とても嬉しかったですね。

朴:うんうん、アレだよね!

山田:言葉にするのが難しいのですが、エドを演じた者にしか分からない苦労があるんです。

僕が今まで演じてきた役のなかで、間違いなく一番大変だった。

エドという役を演じることの難しさ、大変さ。それはね、多分誰にも分からないんだろうなということを璐美さんと話しました。

朴:エドってすごいキャラクターで、エドを演じるということは、色々なものをグーっと持っていかれるんです。

ハガレン自体がブラックホールのような強力な吸引力を持っている作品なので、ハンパない熱量が必要になってきます。