経験したことは全部何かにつなげられるのが、この仕事のいいところ

撮影/小嶋文子

――最近“癒やし”を感じたことはありますか。

外気浴です。僕、銭湯とかサウナが好きなんですけど、最近涼しくなってきて外気浴が気持ち良くなってきたのが嬉しいです。週一くらいのペースでは行っていて、俳優仲間と行ったりもしています。車で郊外にある大きな施設とかにも行きます。

――では、最近“刺激”を受けたことは?

たまに山に登るんですけど、ちょうど1ヶ月くらい前にも登ってきて。山に登るってやっぱり大変なんです。けど、その刺激を求めて行ってしまう(笑)。ただ刺激にもなるけど、自然と触れ合うので癒やしにもなりますね。楽しかったです。

――そういう普段の刺激や経験が演技に役立つと思うことはありますか。

最近、それをすごく感じるようになりました。演じることって経験がないと難しい部分もあるなって。

例えば、留学とか、海外生活の経験がある人に出会ったりすると、自分の持っている考え方とは全然違うなって思って。いろんな文化に触れているから、そういう人の話を聞くのは面白いです。

日本人って控えめなイメージがあるけど、そこがもっと自由になれたらお芝居にも活かせるんじゃないかなとか思ったり。経験したことは全部何かにつなげられるのが、この仕事のいいところだと思います。

とにかく今はこの仕事を楽しもうという気持ちでやっています。自分が楽しんでいないと、役が魅力的に見えないとも思うんです。僕、わりと考え方が変わっていくタイプなので、今の考え方ではあるんですけど。その場を楽しむことは大事にしています。

撮影/小嶋文子

――この作品は地上波で放送されますが、ご家族やお友達にはどう報告しますか。

いや~恥ずかしいのであまり観てほしくないかも(笑)。親にはあまり男をさらけ出しているところを見せていないので。ただ必ず観るとは思います。

友達からも今回のメインビジュアルが解禁されたタイミングに連絡が来ました。母親のような気持ちで見てますとか、“キャー”って感じですとか(笑)。(友達から)「あさひ、こんなキスするんだ」とかって思われたら、ちょっと恥ずかしいですね。

――観てくださる方へ「一人でも、友達とでもご覧いただいて」と呼びかけてもいらっしゃいましたが、伊藤さん自身はどっち派ですか。

こういう恋愛ものとか、キスシーンとか、あとは恋愛リアリティショーとかって、友達と一緒に観たら盛り上がるじゃないですか。ギャーギャー言いながら観たい気持ちもあります(笑)。

ただちょっと放送時間が遅いので、皆さんにはまず一人でリアルタイムで観ていただいて、その後、録画なり、配信なりで友達と一緒に楽しんでもらえたら、僕らも何度も楽しんでもらえて嬉しいです(笑)。


“キス”がテーマの作品ということで、伊藤さんには写真撮影でも“キス”を意識したシチュエーションを再現していただきました。「リンゴを女性に見立てて」というお願いにスマートに対応してくださり、素敵なお写真となりました。

ドラマでは、そんな伊藤さんが「自分だけど自分じゃないように感じるくらい集中した」というキスシーンをぜひ楽しんでください。

作品紹介

テレビ東京系 水ドラ25『キス×kiss×キス~メルティングナイト~』
毎週水曜 深夜1時より放送