2:とりあえず一問やってみるように促す

毎日何もしないよりは、何か一つでも進められたら日々の違いが数か月後、数年後に生きてくるもの。仕事でも勉強でも、何事も積み重ねが大切ですよね。

もし、本当に何もやらないのであれば、まずは「一日一問でいい」というところから始めてみてはいかがでしょうか。

「一問だけでいいからとりあえずやってみて、というと、本当に一問だけしかやらないときもあるけど、一問やったついでに全部やっちゃおうとなる日もある。ちょっとだけでもできたことを認めるようにして、『もっとやりなさい』とは言わず見守っていたら、少しずつ自分でやるようになりました」という体験談も寄せられました。

ゼロから一歩を踏み出すときが一番エネルギーを使うもの。やる気は出ないけどとりあえず手を動かしてみたら、意外とできてしまった、なんていうことは大人でもあります。

「やりたくない日もあるよね。でも一問だけやってみない?」「一問やってみて、まだできそうだったら、できるところまでやってみよう」「でも、一問でもできたらOK!」など、無理やりその日のノルマを全部やらせようとするのではなく、「ちょっと手をつけることができたらヨシ」なところから始めてみると、意外と自分なりのやる気スイッチが見つかるかもしれません。

ポイントは、「本当に一問で終わらせたとしても、焦らないで様子を見ること」です。

3:選択肢を与える

勉強をやる前提で、「今日は7時から夕飯にするけど、宿題はいつやる?」「今日は漢字と九九、どっちのお勉強をしようか」など、選択肢を作って子どもに決めさせるというママも。

子どもは、大人に強制されたことは往々にしてやりたがらないですが、自分で決めたことだと頑張れたりするものです。

ポイントは、自分で決めたことに対しては信頼して任せ、口出ししないこと。

子どもなので忘れてしまうこともあると思いますが、そんなときは振り返って「○時からって言ってたけど、忘れちゃったね。忘れないためにはどうしたらいいかな?」などと、また自分で考えさせて決めさせる、を繰り返して様子を見てみましょう。