2つでOK! 生理痛緩和に重要な2つのポイント

ここからは、生理痛が緩和される生活習慣をご紹介します。

以下の2つを押さえておけば生理痛をかなり軽減できるでしょう。

1.入浴時は湯船に浸かる

生理痛の強い人は、入浴をシャワーだけで済ませている傾向があります。

なるべくシャワーだけで済ませず、ゆっくりと湯船に浸かるなど、体温を上げるような生活習慣を心がけることで、生理痛が緩和できます(※1)。

2.魚中心の食事をする

生理痛の痛みを緩和するものとして注目されているのが魚です。

魚の摂取頻度が高い女性ほど、強い生理痛を感じる割合が低いという研究結果があります。

また、魚は抗炎症作用のあるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などの栄養素が豊富に含まれている点でも注目されています(※2)。

飲むだけ手軽! 生理痛の緩和に漢方薬

食生活や湯船に浸かることによる冷え対策などが重要なのはわかっていても、なかなか毎日完璧にはできませんよね。もっと気軽に生理痛を緩和できる方法を探しているなら、飲むだけで手軽な漢方薬がおすすめです。

漢方薬は、病気の前段階の未病という状態や、慢性的な不調の緩和、改善が得意です。生理痛対策には、「冷えや疲労によるホルモンバランスの乱れを改善する」「自律神経を整えて、ストレスによる腹部の張りや痛みを改善する」「血流をよくして子宮や卵巣の機能を回復する」などの働きをもつ漢方薬を選び、根本改善を目指します。

女性特有の症状で悩んでいる人におすすめの漢方薬をご紹介します。

<生理痛がつらい人におすすめの漢方薬>

当帰芍薬散 (とうきしゃくやくさん)
血液や栄養の不足を補って、水分の巡りを整え、からだの冷えも改善します。生理痛、月経異常、貧血、冷え症の人に適した漢方薬です。月経による下腹部痛や腰痛の緩和にも用いられます。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
上半身にたまった余計な熱を冷まし、血流を改善し、栄養を補う漢方薬で、生理痛を緩和します。便秘にも効果があり、便秘がある人におすすめです。

漢方薬は人それぞれ異なる体質との相性も大事です。相性に合わない漢方薬を使い続けても、効果が出ないどころか、副作用が出てしまうこともあります。体質を見極められる漢方医師や薬剤師に相談すると安心です。

気軽に相談したいなら、スマホで利用できる「あんしん漢方」がおすすめです。オンラインを介して体質診断してもらえるうえに、漢方薬の購入までできるのがとても便利です。経過観察も定期的に行えますし、質問や相談はいつでもできます。

生理痛や便秘になりにくい生活習慣を身につけよう

生理痛はつらいものですが、生理痛の原因を知り、セルフケアの知識を得ることで、苦しい痛みを緩和できる可能性もあります。まずは食事や生活習慣の見直しから始めて、ストレスをためない毎日を送りましょう!

【参考】
(※1)生理痛の強さと生活習慣との関連が明らかに「医師向け医療ニュースはケアネット」

(※2)生理の痛みに魚の効果?「東北大学」

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師:山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

あんしん漢方(オンラインAI漢方)漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれるオンラインサービス《おとなの健康・美容メディア》MedicalHealthにて『健康の先に、美しく、楽しい未来がある』毎日楽しく暮らしに役立つ情報を発信中です。