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スクリーンに再び悩みが映し出される。
「6年間付き合っている彼氏に受験終りで何かサプライズをしたいのですが、いいアイデアはありませんか?」
すると登壇したメンバーから口ぐちに「6年? いま高校生ということは、小学生からつきあっているかもしれないってこと? ませてるわ~」という、質問の答えとは関係ないコメントが飛び出して、場内はしばい笑いの渦に。
青木アナ「じゃあ、これは、ずっとスクリーンを見つめていたジェシーさんに答えてもらいましょう」
ジェシー「何だろうね~? まずお食事に行きましょう。すげえ高級な……」
青木アナ「高校生ですよ(笑)」
ジェシー「高校生でも、みなさんそういうことできますよね?」
会場「できる~!」
ジェシー「頑張ってバイトしてね。あっ、お弁当を作ろう! 男子はだいたい唐揚げが好きだから、唐揚げを2、3個入れて、それに牛乳も……」
青木アナ「牛乳?(笑)」
ジェシー「そう」
青木アナ「唐揚げ弁当と牛乳をサプライズでね。そうですか、手作り弁当をもらってイヤな想いをする人はいないですからね。じゃあ、もうひとり、松村さん」
松村「そうですね~。受験で受かったのか受かってないのか分からないときですよね? でも受かったら、『受かったね~』って頭を撫でて上げれば、それだけでサプライズだと思いますよ」
青木アナ「『よかった、よく頑張った』と言って彼氏の頭を撫でてあげるということですね。なるほど。最後にこれも荒木先生、お願いします」
「これには本当にすごく大人な答えがあるんですよ」と藤ヶ谷。
ところが、みんながその続きを聞こうと身を乗り出した絶妙なタイミングで藤ヶ谷は「じゃあ風磨」と横にいた菊池にバトンタッチしてしまったのだ。
突然振られた菊池は多少動揺した顔を見せながらも「先生の出した答えが僕というのなら僕が頑張らせていただきます」ときっぱり。
「何ですかね? 思いっきり遊ぶのもいいんじゃないですか。ふたりで遊園地に行くのでもいいし、公園に行くのでもいいし、スピードをやるとかでもいいし、思いっきり遊ぶっていうね」
青木アナ「確かにね、受験でずっと遊んでないわけですからね」
菊池「たぶん彼氏も、どんなサプライズが待っているんだろう? という、ちょっとドキドキ感みたいなものがあると思うんですよ。サプライズ、来るかなみたいな。そこで全力で遊んじゃうっていう(笑)」
青木アナ「いま出た意見は唐揚げ弁当、頭なでなで、全力で遊ぶ。この3つでいいでしょうか?」
【2時間目】
青木アナ「2時間目は会場のみなさんからのお悩みに、登壇したメンバーから直接答えさせていただきます。それでは、悩みがある方、挙手をお願いします」
こんな機会はなかなかないので、場内のあちこちからもちろん黄色い歓声とともに「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」という元気な声が。
青木アナ「ではこちらの、後ろから5列目で手を挙げている通路側の女性。誰がマイクを持って行ってくれますか?」
ここでも「はい!」と言ってマイクを手に舞台を下り、当てられた女生徒のもとに走ったのは塚田だ。
塚田「どんなお悩みがありますか?」
女生徒「え~っと、特別ドラマの放送日がバレンタインデーなんですけど、バレンタインで女の子にチョコをもらったら、みなさんはどんな反応をしますか?」
青木アナ「チュコをもらったときの反応が見たいというわけですね。では、ジェシーさんが彼女になって、菊池さんにチョコを渡すお芝居をしてください」
その演出を聞いただけで、今度は集まった風磨ファンから「キャー!」「わ~!」という悲鳴にも近い絶叫が起こる。そんな中……。
ジェシー「チョコをもらってください」
すると菊池はそのチョコをいきなりつかみ取り、そのまま口に入れるジェスチャーを見せたから場内は騒然。ステージ場のほかのメンバーからも「お~ワイルド」の声が上がった。
青木アナ「その場で、包装紙ごと食べちゃうですね?」
菊池「どうですかね?」
青木アナ「藤ヶ谷さん、全然笑ってないですけど、どうですか?」
藤ヶ谷「いやいや、今年いちばん面白かった」
青木アナ「では、続いての質問にいきますね。では、今度は通路から3列目の右から3番目の女性の方にしましょう」
ここまではさっきと一緒。でも、青木アナが「じゃあ、この方にマイクを誰かが渡さないといけないですね、藤ヶ谷さん」と言った後に想定外のことが起きた。なんと、藤ヶ谷自身が「俺が行きます」と男らしく答えると、この日いちばんの「キャー」の声の中、当てられた女生徒のもとに駆け寄り、触れるぐらいの至近距離から中腰でマイクを向けたのだ。