俳優としても高く評価され、出演作が続くテギョン(2PM)。初めて挑んだ時代劇「御史とジョイ」では、美食家の暗行御史をのびのびと演じている。
そんな本作の見どころに迫っていく。
イオンを生き生きと見せるテギョンの演技の幅広さ
俳優としてのキャリアを着実に積み重ね、作品ごとに強い存在感を放っているテギョン(2PM)。
コメディからシリアスまで幅広く演じこなす彼が、ドラマとしては初となる時代劇に挑んだのが、のんびりお坊ちゃまとポジティブなバツイチ女子が繰り広げるラブコメディ「御史とジョイ」だ。
テギョンが演じるラ・イオンは、ある日突然特命を受けるエリート官僚。
“一食入魂”の精神で毎日気合いの入った弁当を作ったり、勤務中に昼食や夕食のメニューを考えてニヤニヤしたりとマイペースの美食家で、出世にはまったく関心がないのだが、ある日ひょんなことから極秘に地方の役人を監視する暗行御史<アメンオサ>に任命される。
突然大役を任されて大困惑だったが、そこは楽天的なイオン、「ついでに地方のおいしいごはんを食べまくっちゃおう!」と開き直り、従者たちと共に派遣地へ向かうことになる。
派遣地でとある死亡事件に遭遇し、その様子に不審を抱いた一行は、さっそく捜査を開始。
そんな中イオンは、死亡した女性の友人で、夫との離縁を望むキム・ジョイと出会うのだが、イオンの手助けで離縁が成立したジョイは、捜査を続ける彼らの案内を買って出る。
普段は愛嬌たっぷりの脱力系でゆる~いイオンだが、事件を捜査していくうちに覚醒して本領発揮。
持ち前の頭脳と正義感で真っすぐ悪政に立ち向かう姿は凛々しく、名推理を繰り出して事件の真相に迫っていく様子はスリリングでありながら痛快!
一方、ことあるごとに小競り合いを繰り広げながらも次第に特別な存在になっていくイオンとジョイとのピュアな恋模様はくすぐったく、イオンと二人の従者による暗行御史トリオのコンビネーションは爆笑もの。
ロマンス、コメディ、シリアスと、テギョンのさまざまな魅力がちりばめられ、そのギャップにも心ときめかされる。
不可解な事件の謎とあわせ、朝鮮時代の離婚や再婚、それにまつわる制度なども興味深く、見どころ満載だ。