怒りの感情、伝え方のポイントは?

大切な人に対して怒りの感情が湧いた時は、感情のままぶつけるのではなく、以下のことを意識してみましょう。

怒りというのは『二次感情』と言われています。つまり、その下には元になっている『一次感情』があるのです。

一次感情は「寂しい」「悲しい」「不安」「怖い」「心配」などの気持ちです。

怒りの感情が湧いたら、その下にある一次感情に目を向けて、その気持ちを伝える方が、その後の話し合いがスムーズに行きます。

【怒りの感情の言い換え例】

「最近仕事とか付き合いばっかりじゃない!もうウンザリ!いい加減にしてよ!」

→「最近仕事とか付き合い多くて、会う時間少なくなってるよね。すごく寂しいよ」

人は、怒りの感情をぶつけられると、防衛本能が働き、同じように怒りの感情で返すか、言い訳する、逃げるという行動を取ります。そうなっては話はこじれるばかりです。

一次感情を伝えることで、相手に自分の“本当の気持ち”を分かってもらいやすくなります。また、相手の素直な気持ちや考えも出しやすくなります。

合わない相手とは別れる、縁を切る、などの選択も時に大事ですが、人間関係はそう簡単に断捨離していいものではありません。

自分のマインドやコミュニケーションを変えなければ、新しい恋人や友人ができても、結局また同じようなことを繰り返すことになるのです。

今日お伝えしたことが、大切な人との距離感やコミュニケーションを変えるきっかけに役立てば幸いです。

<著者情報>
黄本 恵子:3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。2010年、その経験を活かしてコミュニケーションや心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。
米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]