イ・ジュンギ©THE STAR PARTNER

お決まりのアンコールでファンとの絆を確認

が、これがラストではないのは皆よく分かっている。すぐに、今度はマイケル・ジャクソンばりに白いTシャツの上に黒のラメスーツを着込んで再登場すると、華麗なステップでJUNG KOOK(BTS)の『Standing Next to You』を歌い踊り、会場全体がノリノリに。歌い終わって「ちょっと靴が大きかったみたい」と足を気にすると、客席から「大丈夫?」と声が飛ぶ。

5千人もの観客が詰めかけた会場とは思えないアットホームな雰囲気に、彼とファンとの強い絆を再認識。

ここから最後の日本語曲『Together』まで計17曲を歌って、約3時間のイベントは閉幕。最後はスタッフをねぎらいつつ、「パワーの源であり、この時間の主人公である皆さんに拍手!」とファンへの感謝を示すと、「またね」とおちゃめにムーンウォークを見せつつステージを後にした。

見えないところですごく努力しているのだろうが、ステージではいとも軽やかになんでもこなしてみせるイ・ジュンギに、本当に万能エンターテイナーという言葉がぴったりだと、あらためて実感させられた。

『2024 LEE JOON GI SPLENDOR Family Day:LOVE BLOSSOM』
6月14日@パシフィコ横浜 国立大ホール

セットリスト
01:Foolish love
02:慈しみの樹(JP)
03:Ma lady(JP)
04:Thank You
05:Now
06:Can’t be slow
07:Chosen One(『アスダル年代記:アラムンの剣』OST)
08:因縁(『王の男』OST)
09:For You(『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』OST)
10:In my heart(『悪の華』OST)
11:Lemon(米津玄師)
12:君がいるだけで(米米CLUB)
13:世界に一つだけの花(SMAP)
14:For us(JP)
15:Standing Next to You(JUNG KOOK)
16:That That(PSY)
17:Together(JP)

『韓流ぴあ』ブレーンライター。香港映画から始まって韓国エンターテイメントの魅力に目覚めて20数年。ドラマをはじめとする韓国エンタメについて取材・執筆する日々の中、韓国作品のほかに中国時代劇や台湾作品に割く時間が増加中。

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