赤楚くんがいなかったらここまで仲良くはなれなかった
――舞台挨拶やSNSでのやり取りなどを拝見していると、6人の仲の良さが伝わってくるのですが、何かきっかけがあったのですか。
それについてはみんなでも話したんですけど、何なのかわからないです(笑)。こう見えて、僕は人に対して心を開くまでに時間がかかるタイプなので、クランクアップ後のやり取りを通してなのかなって思っています。
6人のグループトークがあって、そこで赤楚(衛二/波多野祥吾役)くんが「今暇だから電話しよう!」って言い出して、僕が大阪で朝ドラ(連続テレビ小説『おむすび』に四ツ木翔也役で出演中)を撮っているときに、オンライン飲み会をしたり。そういうことをしているうちに、僕は心が開けたような気がします。
――赤楚さんがムードメーカー的な存在なのですか。
そうですね。よく意味のわからないメッセージを送ってきたりもします(笑)。普通の大人はこんなことを言わないだろうってこととか。天然な部分もあるとは思うんですけど、そういう赤楚くんがいなかったらここまで仲良くはなれなかったと思います。
――他の4人の印象は?
浜辺(美波/嶌衣織役)さんは物静かな印象があったんですけど、実はめちゃくちゃよくしゃべる。赤楚くんと二人でムードメーカー的な存在でした。自分もしゃべるけど、人の話もよく聞いてくれるし、笑ってくれるし、周りに話を振ってくれて、場を回す力もある。今回、新しく発見した魅力でした。
山下(美月/矢代つばさ役)さんはトークがうまくて、乃木坂46出身という元アイドルで、女優なのに、自分のことをさらけ出すような話もしてくれるんです。そのおかげで、さらに深掘った話をみんなですることができました。
倉(悠貴/森久保公彦役)くんは弟キャラ的な感じです。赤楚くんと似ていて、言い方が難しいんですけど、どうでもいいようなことも言ってきてくれるんです(笑)。今、目の前に見えるものについての疑問とか。そこがかわいいんです。そこから話のきっかけができたり、弾んだりしました。あと、役ではメガネをかけていて分かりづらいので言うのですが、めっちゃカッコいいです!
西垣(匠/袴田亮役)くんはすごく気を遣うことができて、上下関係とかも大事にしてくれます。僕らは仲も良くて、みんなタメ口で話しているんですけど、そんな中でも、(西垣から見て年上になる)赤楚くんや僕に対しては“先輩”という立場で接してくれて、そこはすごいなって思います。
本人は(子供の頃からやっていた)フェンシングで鍛えられたと言ってましたけど、誰からも好かれるタイプですね。みんな周りが見えていて、バランスがいいチームだなと思います。