シェフ・チャンソンの所作が完璧⁉
――シェフ役は、料理上手のチャンソンさんにはピッタリですね。
チャンソン はい、趣味がいかせました(笑)。料理のシーンは、現場で本職のシェフの方にやり方を教えてもらっただけで、すぐできました。
久保 作中にジェホンさんが月菜の料理を取り分けてくれるシーンがあるのですが、チャンソンさんの所作が完璧で、感動しました。シェフの方も「難しい」とおっしゃっていたのに、その場で習得されて、本番で完璧に綺麗に取り分けられてるのを目の前で見て驚きました。
チャンソン あ~、スプーンとフォークで取り分けるやつ。あれ、ちょっと難しかったです。
――そういえば、2PMのテギョンさんも日本の映画で料理人役を演じていますが、ご存知でしたか?
チャンソン はい。2PMのメンバーとは約束をしていなくても、ジムに行けば誰かと偶然会えるんです。テギョンさんとジムで会った時に「最近どう?」という話をして、木村拓哉さんの映画で料理人の役をすると聞きました。
――穂志さんが演じた村山千春は、同じ病気を持つ良城と共感を抱きあい、主人公カップルに波風を立てる役ですよね。
穂志 はい。台本をいただいた時に、「うわ、めっちゃこの人嫌われちゃう!」と思いました(笑)。
――ヒロイン・月葉の敵役というか……。
穂志 そうなんですよ。だから「どうしよう」と心配になって、内田監督と事前に話し合いました。そこで病気の辛さ、恋人のいる人を好きになってしまった辛さ……、彼女なりの苦しさと正義の中で生きているということを意識して演じることにしました。
――幸せな同棲生活を送っていた良城と月葉ですが、良城の潔癖症発症から、月葉の笑顔がなくなってしまいます。自分ではどうすることもできない良城の生きづらさを演じた三山凌輝さんのシリアスな演技に胸を打たれましたが、三山凌輝さんご自身は“究極の陽キャ”じゃないですか。現場ではどんな感じだったんですか。
チャンソン 普段は、そのまま明るい人です(笑)。
久保 そうですね。カメラの前では役に寄っていましたが、裏ではみんなとワイワイしていたイメージ。三山さんは本当に明るくて、現場を心地よい環境にしてくれるムードメーカーでした。この作品が始まってすぐに心をオープンにしてくださったので、私的にも「ついていこう!」と思えた、頼りになる存在でした。
穂志 それ、分かる! もちろんお芝居は全身全霊なんだけれど、撮影の時期はBE:FIRSTの活動もあってすごく忙しい時期だったのに、歌やダンス、グループ活動も妥協をしない姿勢も感じて。「ついていこう!」という気持ちになりますよね。
――チャンソンさんは、三山さんとすごく仲良くなったそうですね。
チャンソン はい。日本で時間がある時は、連絡をしていますね。プライベートでも何回も飲みに行って、いろいろな話をしています。
久保 わ~、本当に仲良し!





























