物語はまだ続く? 高まるシーズン2への期待
さまざまな犯罪の要素が数珠つなぎのように絡まって、クムス市の闇は深くなるばかり。
それでも、おどろおどろしさの一方で、一息つけるユーモラスな描写も意外に多い。
中でも、冒頭で5人家族の乗る車と接触事故を起こした男がコメディリリーフ的な役割を担っている。
教会信者の女性の失踪に絡んで、男が犯罪者であることはすぐに判明するが、警察が追っている凶悪犯ではなく、いきがっていてもヨンスたちに手玉に取られてしまう始末。
中盤からはミオクという、狂気を感じさせるアブない少女が新たに登場して家族の前に立ちはだかる。
脚本は『ハッシュ~沈黙注意報~』('22)のキム・ジョンミンによるオリジナル。彼は第61回百想芸術大賞の脚本賞候補にもなった。
監督は『ホワイト:呪いのメロディ』('11)といったホラー映画のほか、最近ではピョン・ヨハン主演映画『声 声なき犯罪者』('21)をヒットさせたキム・ゴクとキム・ソン。
常に共同で監督してきた双子兄弟の初のドラマは、今年フランスで開催されたヨーロッパ最大のテレビシリーズイベント「シリーズマニア・フェスティバル」に韓国ドラマとして唯一の公式招待作品となり、現地でも独自の世界観が評価されて賞賛を集めた。
後半は予期せぬ事態が次々に起きて怒涛の展開となった末、待っているのは驚愕のエンディング。
さまざまな解釈ができる上に、まだ明かされていない事実もあり、パート2を期待する声が高まっている。
『家族計画』
映像配信サービスLemino(レミノ)にて日本初独占配信中
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