ファンの人に「それはダメでしょ」っていうことは言ってほしい
いっくん:ファンへの感謝は、メチャクチャあります。
特に僕は過去にファンを裏切っているので、それでもこんなについてきてくれる人がおるんやな、すごくありがたいなと思います。
感謝してはいるのですが、「感謝」という低姿勢というよりは、「これからも一緒に歩んでいきたいな」という気持ちですね。
辛いことも悲しいことも、ちょっと俺がウザいなって思うこととかも、映画にも出てくるような、メンバーに意見するのと一緒で、ファンの人に「それはダメでしょ」っていうことは言ってほしい。
「今日はちょっとウザかった」とか言ってくれても全然いいし、俺はもうしんどい時は、「今日はちょっとしんどい」とか、「その応援の仕方は嫌だ」とか、なんでもいいんですけど、そういうことを言えるようになりたいし、お互いそういう関係でいたいですね。
ファンと一緒に、何か幸せな未来を作っていきたい
――「これからも一緒に歩んでいきたい」というのは、素敵な言葉ですね。
いっくん:ここまでついてきてくれてるわけだから、一緒に、何か幸せな未来を作っていきたいなと思います。
さっきメサイアが言ったように、今いる人たちは、ずっと応援してくれると思うし。
イベントにくることだけが応援じゃないし、皆どこかで応援してくれてると思うし、僕らが動画を出しつづけていたら、どこか知らないところでも、楽しい気持ちになってくれる、という意味で、ファンの皆さんをこれからも幸せにしていきたいなと思います。
YouTuberとしての「ゴール」とは?
――YouTuberという職業は、誕生して歴史の浅い職業です。皆さんのゴールはどこだと思いますか?
いっくん:僕たちのゴールは、さっきも言ったように日本一。
僕たちは、日本一になったらYouTuber辞めるって、ずっと前から決めてるんです。とりあえず日本一になれたらいいなと思います。
メサイア:にゅ!
いっくん:でも、日本一になれなくても、本当に自分たちに自信がついたら、辞めるのかもしれない。そこがゴールかな。なにしろ今は全員自信が無いんでね〜。
人気YouTuberなのに劣等感はずっとある
――いまや人気YouTuberなのに、自信はないのですか。
いっくん:劣等感はずっとあります。根本的な自信は無いっすよ。今までも1回も無かったかな。
この俺がすごい、「ファンがいる俺」、「動画が面白い俺」でしか、自信を持てない。そうじゃなくて、ありのままの自分を愛してあげたいし、ありのままの自分に自信を持てるようになりたいな。
メサイア:しょれだにゃ〜(※それだな)。
いっくん:他の3人はわからんけど、俺の中のゴールはそこかな。
メサイア:僕も本当に自分に自信がなくてねぇ〜〜。顔もブスですし、運動もできないんで。ゴールっていうのは、YouTuberとしてもっと有名になって日本一になる。
ならなくても、4人個別でいろんなフィールドで、それぞれ活躍できるようなスキルや自信を持ってるようになったら、解散する。それはこの4人になった時に決めたことなので。そこは変わらにゃい。
モーリー:僕の禁断ボーイズとしてのゴールは、YouTubeの動画を作る上で、「もっと、こう動けたらいいのにな」という理想に、まだ到達できていない部分が沢山あります。
そういうのを全部、自分が納得が行くところまでやりたい。そこまでちゃんとやれたら、ゴールだなと思っています。
田中:そんな先のことまで考えていないのが正直なところです。
今は自分のダメなところを洗い出して、その対策を試行錯誤の連続です。
今の僕についているのは、殆どが「顔のファン」なんで。それが薄っぺらいと言ってるわけではないんですけど、ちゃんと言葉の重みがある、内容がついてくる人間になりたいです。ひとまず僕の目標はそれですね。
YouTuberに、なりゅのもりゃくじゃないじょ!(※ラクじゃないぞ!)
――そして、いよいよ15日から、『NETSTAR~再生回数の向こう側~』は一週間限定で一般公開されます。
この記事は様々なニュースサイトにも配信されるので、普段YouTuberに興味を持っていない、大人の人に向けてのコメントをお願いします!
メサイア:YouTuberに、なりゅのもりゃくじゃないじょ!(※ラクじゃないぞ!)
いっくん:お前それは全然大人向けじゃないじゃん。
田中:どっちかって言うと、キッズに向けてじゃん。
メサイア:でも大人のひとって「ラクそう」って思ってること多いじょ。
いっくん:ごめんごめん、たしかに。
メサイア:んぁ!(※奇声)
モーリー:YouTuberを代表しているわけではないですけど、普段の動画を見ててもわからないようなこと、YouTuberの裏側を良くも悪くも見ることができる映画です。面白いと思うので見てほしいですね。
田中:YouTuberという職業は、真っ暗な、なんの明かりもついていない、知らない湖を手こぎボートで渡ってるような職業なんです。
それを選んでしまった人間の顔が見れる映画です。
メサイア:暗ッあ〜〜!
田中:リアクションだったり、編集だったり、あらゆる場面で「プロ一歩手前」の技術を求められる素人たちなんです。よく「芸人の方が面白いよ」っていわれるけど、「当たり前だろ! お前芸人が企画構成編集全部やるのか!」って、思いますよ(笑)。
テレビじゃないけど「テレビのようなもの」をやらないといけない素人。ちょっとセンスあるだけの素人が必死になっているんですよ。
いっくん:世間で少しずつ名が知られてきた、YouTuberという職業のことがわかる映画です。
ちょっとでも興味ある方は是非見てください。別に「苦労してるんだぜ」って言いたいわけでもないですけど、面白いと思うんで、「こんな人たちもいるんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。
『NET STAR ~再生回数の向こう側~』劇場公開情報
2018年9月15日(土)〜一週間 シネマート新宿 /シネマート心斎橋
※動画配信業界(YouTube他)関連の作品では日本初、劇場公開
『NET STAR ~再生回数の向こう側~』初日舞台挨拶決定!
【日時】9月16日(日) 14:00の回上映後