好きな人限定ですけど、アレはもうアウト(笑)

――平野さんは以前、“壁ドン”にキュンとする女子の気持ちが分からないと言われてましたけど、平野さんが思う、今回の映画で女子がキュンキュンしちゃうシーンはどこだと思いますか?

好きな人限定だと思うんですけど、ベッドに押し倒すところはもうアウトですよね(笑)。うん。キュンっていうより、もう、そういうモードになっちゃいます。ただし、あくまでも好きな人限定で。

壁ドンとかもそうですけど、好きな人以外にやられたら、怖いですもんね。でも、好きな人だったら、触れるだけでも僕はたぶんキュンとしちゃうと思います。

『ういらぶ。』に出ている女の子で、平野さんのタイプは?

『ういらぶ。』11月9日(金)全国公開 ©2018『ういらぶ。』製作委員会 ©星森ゆきも/小学館 配給:アスミック・エース

――ちなみに、『ういらぶ。』には優羽ちゃんと暦ちゃん(玉城ティナ)、実花ちゃん(桜田ひより)の3人の女の子が出てきますけど、平野さんはどの子がタイプですか?

僕は実花ちゃんが好きですね。僕もポジティブなので、ポジティブな実花ちゃんが好みだし、「好き」って言い過ぎて、軽くなっちゃうぐらい「好き」って言ってもらいたいです。

さっきも言った通り、僕は彼女が離れるのが怖いタイプなので、心がこもってなくてもいいんです。言ってくれれば。棒読みでもいいので、「好き」って言ってもらいたいです。

――じゃあ、太字でそう書いておきます。

お願いします。棒読みでも「好き」って言って欲しいって(笑)。

僕、キューピットなんですよ(笑)

――では、凛と蛍太(磯村勇斗)、和真(伊藤健太郎)の3人の男子の中では誰がいちばん自分に近いですか?

誰が僕に近いか? 最初、『ういらぶ。』の原作を読んだときは蛍太に近いな~と思いましたね。僕も学生のころは、けっこうくっつけたがり屋だったので。そう、僕、キューピットなんですよ(笑)。人と人をすぐにくっつけたがっちやうんですよね。

だから、僕がもし蛍太だったら、凛くんと優羽ちゃんをすぐにつき合わせていたと思います。

――どんな風に恋のキューピットをしていたんですか?

その女の子と付き合いたい男子と作戦を練って、裏で“サクラ”をいっぱい用意し、インカムつけて「いま、いま、いまだ、行け~!」みたいな感じでやっていました(笑)。

平野さんは幼なじみはいるんですか?

『ういらぶ。』11月9日(金)全国公開 ©2018『ういらぶ。』製作委員会 ©星森ゆきも/小学館 配給:アスミック・エース

――ところで、平野さんは幼なじみはいるんですか?

あっ、いますよ。

――幼なじみと普通に学校でできた友だちの違いについて、今回、演じるにあたって考えたりしました?

何ですかね? 幼なじみはけっこう特別な存在なんですよね。僕は大学に行ってなくて、幼なじみの子たちは大学に行っていたりするし、彼らには大学でできた友だちがいて、僕もジャニーズでできた友だちがいる。

でも、幼なじみは友だちとはまた別枠なんですよ。僕の場合はその反対側にメンバーもいますけど、なんか、家族と友だちの間にいる特別な存在だなと思いました。

――自分の気持ちをいちばん出せる人たちなんですか?

そうですね。昔からずっと一緒にいる幼なじみはヘンな気の遣い方をしないから楽なんですよ。

たまに地元に帰って、そんなに仲よくなかった幼なじみと会っても、「そんなに喋ったことないでしょ、俺ら」っていうぐらい言い寄ってきたりするし。言い寄ってって言っても男ですけどね(笑)。

「紫耀ちゃん、イェ~イ!」みたいなことを言うから、そんな仲だっけ? みたいな(笑)。

それこそ、本当にそういうのもなく、「お~久しぶり~」みたいな感じの奴もいるし、喋っていない時間も苦にならないような関係なので、めちゃくちゃ楽ですね。

――その実感を今回のお芝居に投影してみたところもありました?

幼なじみだったらダサい顔やヘタレな部分も見せられるじゃないですか。そういうところは、できているか分からないですけど、やってみようとは思いました。

なんか、優羽といるときとはまた違う顔と言うか、そういうところは意識して表現してみたつもりです。

――みんなで一緒にいるときの現場の雰囲気はどんな感じだったんですか?

『ういらぶ。』11月9日(金)全国公開 ©2018『ういらぶ。』製作委員会 ©星森ゆきも/小学館 配給:アスミック・エース

もう、本当の友だちみたいな感じでした。全然プライベートの話もしたし、幼なじみみたいな感じになっていたので、すごくやりやすかったです。

――どんな風にコミュニケーションをとっていったんですか?

あまりよく覚えてないんですけど、とりあえず、桜井さんがたまに不思議な動きをするので、彼女をイジっていたのはすごく覚えています(笑)。「何、いまの動き?」とか「どうした?」みたいな感じで。

――そんなに可愛らしい動きをされたんですか?

はい。あと、何を言っても笑うので、磯くんとふたりでしょうもないことを言って笑わせて。そこに健太郎が乗っかり、玉城さんがツッ込み、桜井さんがまた笑うという。

なんか、そんなひとまとまりができていました(笑)。

平野さんは恋のライバルがいたら燃えるタイプ?

『ういらぶ。』11月9日(金)全国公開 ©2018『ういらぶ。』製作委員会 ©星森ゆきも/小学館 配給:アスミック・エース

――またまた話題が変わりますが、平野さんは恋のライバルがいたら燃えるタイプですか?

燃えるタイプですね。

――凛くんはライバルの和真が現れても、彼女に対してすかした態度を貫きます。平野さんがもしあの状況だったら、どういう行動に出ますか?

凛くんのように表向きはすかした感じでいて、たぶん裏でいろいろやりますね。こっそり彼女に連絡したり、こっそり会いに行ったりします。忍のように(笑)。

――表向きは平静を装いながら?

はい。だから、教室ではそんなに喋らないけど、家に帰ってから夜中に会いに行ったり、たぶん、こそこそ奪いに行きますね。

――劇中の凛は、ライバルの和真とバチバチ火花を散らします。あの一連のシーンの見どころを教えてください。

そうですね。優羽がいないところで、ライバルの和真に彼女に対する一途な気持ちを堂々と言う凛くんは男の僕から見てもカッコいいなと思います。

――和真役の伊藤健太郎さんとは、現場ではどんな感じだったんですか?

どんな感じだっけな~。でも、バチバチしているシーンを撮っているときはそんなに喋っていないような気がします。

まあ、喋っていたと言えば喋ってましたけど、ほかのシーンのときほどは喋ってないですね。