木村拓哉は「テラ級のドS」!?
続く「一番NGが多い人」は、本人を除く満票を得て杉本に決定した。杉本が「納得できないなぁ」とつぶやくと、吉田が「え?」と唖然とした表情を見せ、これには杉本も「嘘です(苦笑)」と“罪状”を認めた。
八嶋は杉本がNGを出すことで「長いシーンでも逆に結束力が高まった」とフォローし、木村も「自然とみんなでセットで円陣を組んで撮影に臨んで一発OKをもらったりもしました」とチームワークの高さを誇らしげに語った。
そして「一番のドSは?」という質問では、木村が一番多くの票を集めた。木村は当初、ドS疑惑を否定していたが、北川が「一回、『超ド級Sだと思う』って言ってました」と証言。
まさかの事務官の裏切りに木村は苦笑していたが、劇中の各検事と事務官がそれぞれの部屋のドアを一斉に開けて、みんなが集まる部屋に登場するシーンの撮影について言及し、
「取調室に麻木千佳(北川)と一緒にいて、北川さんが『(不安そうに)どうしよう? どうしよう?』と言ってるので『(強い口調で)ジタバタしてんじゃねーよ!』と(笑)。『何でそういうこと言うんですか?』と言うので『テラ級のドSだからだよ。黙ってろ!』って言いました(笑)」
と超ド級どころか“テラ級”であることまで自白し、会場は爆笑に包まれた。
木村は最後に改めてマイクを握り、2001年からずっと変わることなく、サブタイトルも「2」なども付かない『HERO』というタイトルについて「久利生公平をはじめ、みなさんがぶれることなく今日までやり続けてきたということ。特定の人がヒーローではなく、この場に存在する人、壇上にいる人間も客席のみなさんもその一人だと考えています」と呼びかける。
さらに、映画のエンディングに触れ「ああいう形で終わりましたが、このまま終わるか続くかはきっとみなさん次第です」と続編に含みを持たせ、会場は期待を込めた大きな拍手に包まれた。