正しい歩行は美脚を作る

正しい歩行は、体重移動がしっかりできているかどうかにかかっています。そこで、歩行の際の正しい体重移動の仕方をご紹介しましょう。体重移動には足の指の柔らかさも影響します。時間があったら足の指でグー・チョキ・パーを何回も作って、日頃から足の指関節を柔らかくしておきましょう。

美脚に近づく正しい歩行

右足から踏み出す場合(左足から踏み出す場合は[4→5→6→1→2→3]が1セットです)

(1)右足を前に出し踵から着地
脚はまっすぐにスッと出して、膝が曲がらないように気をつけましょう。

(2)左足をつま先立ち状態のまま体重移動
左足はつま先立ち状態のまま前へと体重移動をします。おへそから足までが真っすぐになったら体重移動終了です。正しく体重移動できていれば、左足の小指から親指全てを使います。このとき、足の指関節の柔らかさが影響します。

(3)右足に体重移動した状態で5秒維持
このとき、おへそから下を全て脚だと意識できるくらいまでは左足のつま先を地面につけたままでいましょう。

左足のつま先はかろうじて地面についている状態で維持しましょう。正しい姿勢のままこの姿勢の維持は多少きついと思いますが、この状態を5秒維持するだけで、正しい歩行に必要な筋肉作りだけでなく、脳がこの姿勢を覚えてくれます。

(4)左足を前にスッと出し踵から着地

(5) 右足をつま先立ち状態のまま体重移動

(6)体重移動した状態で右足のつま先を地面につけた状態で5秒維持

(4)から(6)の注意点は(1)から(3)と同じ

(1)から(6)までを1セットとして、110セット、13回を目安に行いましょう。線の上を歩くような気分でできるだけ大股で行うと、筋肉が上手に使われて効果的です。
また、普段の歩行でも正しい歩行スタイルを意識して歩いてみましょう。

美脚につながるながら運動

歩行を美しくするには、正しい体重移動が重要です。そしてこの体重移動には、足首の筋肉も重要な働きをしています。足首の筋肉を柔らかくしつつ膝下の筋肉を使う“ながら運動”をご紹介しましょう。ふくらはぎの引き締め効果もありますよ。

立ったままつま先・着地の繰り返し

つま先立ちと同時に伸びをすると同時に息を吸い、着地と同時に息を吐く。こうするとふくらはぎの筋肉だけでなく、腹筋や背筋も鍛えられます。上半身の運動なしで、踵の上げ下げだけでしたら、通勤途中やオフィスのデスクワークの最中でもできますよ。この運動は、前肢のむこうずね周辺の筋肉とアキレス腱が鍛えられます。

つま先立ち歩き

家の中の移動のときにつま先歩きをすると効果的です。このとき、お腹に力を入れて顎を引く。常に良い姿勢を意識するだけで効果倍増です。

座っている時も良い姿勢を意識しましょう。長時間座りっぱなしの時は、姿勢が崩れやすいので、2時間に1回は立って身体を伸ばし、軽いストレッチをしましょう。肩コリや腰痛・目の疲れ等の防止にもなります。