普段からできるお疲れ肌予防
スキンケアに気を使っている人も、気になる症状が無い人も、この時期はお肌が疲れたり、弱ったりしやすいので、できるだけお肌によい生活習慣を身に着けて、お疲れ肌予防をしましょう。
お肌をよい状態に保つためには、やはり規則正しい生活が大切。その中でも特に気にしたい2つのことをご紹介します。
お肌によいものを食べよう
食物にはそれぞれに栄養があり、バランスのよい食事を心がけたいものですが、今回は特にお肌によい食べ物をご紹介します。
・乾燥肌・・・肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を正常に機能させるためにたんぱく質が必要です。たまごや大豆、お肉、お魚などにたんぱく質は含まれています。
新陳代謝が悪くなるとお肌もカサカサになってしまいます。また新陳代謝を促すために亜鉛も摂りたいところ。牡蠣、煮干し、肉類、チーズ類、たまご、納豆、抹茶などに多く含まれています。
・ニキビ肌・・・ビタミンB2、B6はニキビの原因となる脂質の代謝を促し、皮脂の分泌を抑える働きをしてくれます。
ビタミンB2を多く含む食べ物は、牛乳、たまご、アーモンドなどがあります。ビタミンB6を多く含む食べ物は、たまご、緑黄色野菜、魚類などがあります。ビタミンCはコラーゲンの生成を促してくれるので、ビタミンCも一緒に摂取すると、さらに効果が高まるといわれています。
お肌によい食材の代表的なものをご紹介しましたが、好き嫌いなく色々な食材を食べることで、そんなに意識しなくても摂れるものも多いと思います。お肌のためにもバランスよく! ですね。
成長ホルモンが分泌される良質の眠りを!
睡眠のゴールデンタイムは一般的に夜の10時から2時までとされていました。
ただ、こちらは、仕事や生活スタイルによって、この時間に睡眠を取ることができない場合もありますし、最近では、眠ってから3時間の深い睡眠の間に、成長ホルモンが分泌されるといわれています。
ですので、たとえ、睡眠のゴールデンタイムに眠っていたとしても、その間に深い眠りでなかった場合は成長ホルモンの分泌がされづらくなってしまう可能性も。
深い睡眠をもたらすには、寝る前にお風呂に入って身体の温度を上げ血管を広げておくと、熱を放散しやすくなり、スムーズに体温を下げながら眠りやすくなります。
質のよい眠りには成長ホルモンを分泌させ、肌の新陳代謝を活発化させたり、血行を促進して肌の老廃物を取り除いたりする働きがあるため、美肌の維持、シミやシワの防止などに役立ちます。
グッと深い眠りについて、成長ホルモンを分泌させましょう。
今回ご紹介したように、この時期、夏の疲れが肌にも出やすくなっています。
そのままケアしないでおくと、お肌にダメージを残し、メラニンを蓄えたまま、くすみやクマなどもそのままに、乾燥した冬へと突入してしまいます。
紫外線や日焼けのせいで乾燥している、季節の変わり目で顔にかゆみを感じるなど、お疲れ肌を自覚している人はもちろん、特に症状が無い人も「夏の影響」はしっかりとお肌に残っていますので、いつもより、保湿や新陳代謝を促すようなケアをする時間を設けてみてはいかがでしょうか。