探し物をしないようにするには

探し物の代表格の“取扱説明書”を例にお話ししましょう。

1) 新しいものを買ったら昔の説明書は捨てる!

炊飯器の寿命がきて壊れてしまい新しい物を買ったら、古い炊飯器は処分しますよね。でも、取扱説明書を捨てるのを忘れている人がいます。炊飯器も取扱説明書も捨てましょう。

古いものをいつまでも取っておくと、使い方がわからなくなったとき前の型の説明書だとは気付かずに読んでしまい混乱のもとになったりします。

例えば、40年前に大流行した“ぶら下がり健康器”の取り扱い説明書。器具そのものは30年前に粗大ごみとして出しているのに、未だに説明書だけを大切に保管している人がいます。もうないものの説明書は意味のないものです。

そして、こういう不要なものが残っていると、探し物をする時間が更に増えてしまいます。

2) 取扱い説明書はカテゴリー別に

新しい家電の取扱説明書

その辺の雑誌の束の上に「ポン」と置いたり、子どもの学校からの手紙類と一緒にしたらどうなるでしょう?

ご飯を炊く時、取扱い説明書を探し回ることになります。結果、御飯が出来上がる時刻は遅くなりタイムロス! これでまた無駄な時間を使ってしまいます。

新しい家電を買ったら添付されている取扱い説明書は、直ぐに決まった場所にしまいましょう。安住の指定席である取扱い説明書のファイルを準備しそこに入れましょうね。

でも、ただしまうだけではいけません。ポイントがあります。取扱説明書って結構たくさんありますから一冊のファイルにまとめて入れてしまうと、またそこから探すのに時間がかかってしまいます。

例えば住所力を指名別に「あ・い・う・え・・・・」の順で整理しておけば「田中さん」を探すときは「タ行」だけを探せば済みます。これと同じで説明書もカテゴリー別に分けて管理してしまいましょう。

分け方は

●キッチン系・・・炊飯器、冷蔵庫、湯沸かしポット、電子レンジ、ミキサー、トースター、魚焼き器、ホットプレート

●冷房系・・・・冷暖房、加湿器、除湿器

●洗面所系・・・くるくるドライヤー、電動歯ブラシ、髭剃り、美顔器

●小物系・・・・・時計、タイマー、オルゴール

●健康器具系・・・肩たたき器、血圧計、マッサージチェア、電気毛布

ファイルの背表紙に「○○系」と書いておくのです。

こんな感じです

「居間系」「台所系」「寝室系」「子ども部屋系」と部屋別に分ける方法もありますが、電気かけ毛布や血圧計などその時々で違う場所で使うこともあるのでお薦めしません。